実際には、「時空連続体」のなかには、もっとたくさんの空間的次元がある。
たくさんですって?驚いたな!いくつあるんですか?
ここでは数は重要じゃない。
これについてもっと理論的に知りたければ、量子物理学者に聞いてごらん。
これだって現代の科学が教えていることだからね。
この対話で重要なのは、すべてが見かけどおりとは限らず、すべての生涯のすべての瞬間には、あなたが想像した以上の可能性があるということを、知って理解することだ。
それでもあなたの旅は目的地が同じだという意味では同じだ。
考えている以上に多様な可能性があるというのはルートのことだよ。
それほどたくさんの選択肢があるなかで、選択の決め手は何なのですか?
何を経験したいかだね。
すべてが道は同じ目的地に続いているが、「ルート」によってできる経験が違う。
あなたは「時空の連続体」を無限に旅しつづけるのだから、どのルートをとっても、べつのルートが提供する「チャンスを失う恐れ」はない。
だから選択肢は広く開かれているのだよ。
それが永遠に続くんですか?
いつまでもスピリチュアルな生命にとどまることはできないんですか?
永遠にとどまれるところは、どこにもない(nowhere)。
「自分の存在の核心」の「中心」にも、ですか?
前にも同じことを聞いたと思いますけど……。
永遠にとどまれるところはどこにもない(nowhere)んでしょうか?
このことばを理解するには、前にも言った「どこにもない(nowhere)」という単語のあいだにスペースを置かないといけない。
「どこにもない(nowhere)」のあいだにスペースを入れると、「いま、ここ(now here)」になる。
あなたは、いま、ここに永遠にとどまる。
「いま、ここ」だけが存在する唯一の時空だ。
「神へ帰る」(ニール・ドナルド・ウォルシュ) p207、208
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