未完成であることの魅力とは何だろう。


天才建築家ガウディが、世界遺産サグラダ・ファミリア教会をつくり始めたのは、1883年のことだ。


以来、三つの世紀をまたぎ、いまも教会はスペインのバルセロナで建設中である。



「神はお急ぎでない」。


いったい教会はいつ完成するのかと問われ、ガウディはそう答えたそうだ。


たとえ完成が自分の死後になったとしても、「悲しむべきことではない」。


後の者たちが教会の建設を続けてくれれば、「さらに壮麗なものとなろう」と。



建設開始から140年あまり。

 

メインタワーの「イエスの搭」が、2026年に完成の見通しになったとの発表があった。


ガウディの没後100年目の節目に間に合わせたものだ。


その後も正面玄関への階段など別の部分の建設は続くそうだが、あの特徴的な尖塔がずらりと並ぶのはさぞ壮観だろう。


(一部略)


そもそも芸術には、未完成の名作が数多ある。


シューベルトがなぜか作曲を中止した「未完成交響曲」は不杤の名曲とされる。


『城』も『審判』も、カフカには未完成の小説が多い。



穏やかな成長を続ける生き物のように、未完の作品はどこか柔らかく、私たちを魅力する。


「永久の未完成これ完成である」とは、宮沢賢治の言葉である。



2024.4.1  朝日新聞  「天声人語」から。

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「神はお急ぎでない」


「穏やかな成長を続ける生き物のように……」


「永久の未完成これ完成である」


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大いなるひとつは、「すでに完璧に完成しているが、一瞬一瞬未完成な創造を続け、またその一瞬一瞬も完璧」


なんて、まとまらない言葉で〈私〉のまとめです😥


「後の者たちが続けてくれれば、さらに壮麗なものとなろう」✨✨


各分野で天才少年・少女が現れているのも、さらに壮麗なものとなったからかな?


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日曜日に好きな場所に行き楽しんだからか?昨日はシンクロに多く気づきました。


↑の「カフカ」も前日のブログ内に出てきますが、他にも松下幸之助さんや山海塾、マチャアキさん、103歳のおばあちゃん、ニュースでNBAの様子を観ていて、日本の小柄なあの選手の名前なんだっけ?と思っていたら、10分後くらいにその選手が出演するCMが流れてきたり……。


日曜日にあるYoutubeである方の臨死体験の話を観て、今朝30分ほどTVをつけていた中、元フジテレビで活躍されていて現在癌で闘病中の小倉さんへのインタビューがあり、小倉さんの臨死体験の話も。


お二方の経験は違っていましたけれど。


Youtubeは「ひすいこうたろう」さんのチャンネルにあります。


なかなか面白い話です。