あれから、、何も変わらず

「会話ゼロ」

 

もう、「おはよう」とか「いってきます」の挨拶すらしない私。

相手は言ってくるけど、無視したり「うん」だけの日常。

 

娘のご飯を作るためにご飯は作るけれど

娘が祖母の家でご飯を食べる日は、家での料理はしなくなった私。

 

 

あの日を境にして、娘は『余計な言葉を言い返す事はなくなった。』

※特にパパに対しては「分かった」だけになった。(実際には分かっていないから、同じ失敗を繰り返す。)

以前は「パパだってそうじゃーん!」や「今やるとこだったよ!」的に

何か言い訳じみた言葉を返していた。

それが、最近では「分かった」のみ。。

 

娘と2人だけになると

「パパへ言い返すと、怒り倍増して返ってくるから言わない。」

と、思った事を飲み込む様になってしまったらしい。。

 

ずっとずっと、、娘が幼少期から、ずーっと娘へ教え続けた言葉

綸言汗の如し

綸言汗の如し(りんげんあせのごとし)は、皇帝が一旦発した言葉(綸言)は

 取り消したり訂正することができないという中国歴史上の格言。

 

私が夫から

「俺に謝れ!!!!!」

と言われた日から、夫婦関係が壊れてしまった事を身近で見ている娘。

 

「パパはただの喧嘩だと思っている。ママはもうパパに心を開かないと思う。」

と言っている。

娘の観察力は大したものだ。

 

『綸言汗の如し』の恐ろしさを目の当たりにしたのだろう。。

言葉の大切さ、怖さ、難しさを考えているみたい。

 

約10年間、ずっと言って教えてきた『綸言汗の如し』

でも、ずっと理解してくれなかった娘。

 

こんな事があって、初めて「分かる」のだろう。

 

教育やら躾というものは、言葉で説明をするだけになる事が殆どで

でも理解するってのは、「困難な状況」に遭遇しなければ

本当の意味の「分かった」にはならないのかな?なんて思えたりでした。