女神の鏡詔 (メガミノケイショウ)
毎週日曜日更新で世界の女神様や神様を私のちょっとした
知識と小話そして日本神話の女神との絡み・対比・共通などの
リーディングタロットや女神オラクルカード等からのYUHANなりの
関連性などを連載していく企画です
月末月始は仕事が多忙のため、たまに更新してませんが、
必ずあいたらやっております
この世界には沢山の神話や伝説がありますが、案外西洋と東洋
での共通したメッセージや神話や人物像が沢山ございます。
ただ単にその女神の逸話やリーディングの紹介だけではツマラナイので、
その中でも私は女性性を高める動きをずっとしてきていますため、
女神に特化して始めていきたいと思います
皆様にとって女神様たちと共鳴・共調・共通してゆく部分が読んでいくうちに
見出せたら、己の魂と重ね合わせてみても楽しいかもですね
本日の女神様はこちら
バビロニア神話の女神 イシュタル (ishtar)
実はゆうはん、学生のときに、イシュタルをモチーフとした小説を
書いて自分で楽しんでいた経験あり
古代バビロニアに関しては、かなり記憶の中で鮮明にあり、ペルシアや
エジプトとも強く関連があります
バビロニア・アッカド神話の女神、イシュタル
月神シンの娘でもあり、時代をさかのぼったシュメール語ではイナンナと
呼ばれる。
イシュタルは出産や豊穣に繋がる、性愛の女神。
性愛の根源の裏では、性同一性障害、エロスにおける不全なども意味する。
また、娼婦の守護者でもあり、その神殿では神聖娼婦が勤めを果たしていた。
イシュタルは森の主人とも言われ、豊穣を司る神でもある。
また、金星としての神格ももつ
前回の、女神の鏡詔・太陽神ミトラ でも出てきましたが、牛がまた象徴として
出てきますね
バビロニアの聖典では、イシュタルは、「世界の光」、「万軍を率いる者」、
「子宮を開く者」、「正義の判事」、「律法を定める者」、「女神の中の女神」、
「力を与える者」、「すべての法令を立案する者」、「勝利の女神」、「罪を許す者」
などとも呼ばれる
旧約聖書に出てくる礼拝時の神への讃美の言葉も、その多くは、イシュタルに
対するバビロニア人の祈りの文句から盗用されたものだったらしい
つまり・・・
女性性、セクシャル、エロスの分野においての太女神
これは、イシュタルの神殿
私はこのラピスカラーとゴールドの流れをリーディングしたときに・・・
地母神のエネルギーを感じたので、イシュタルはこの時代は、
そういった扱いで、もっともっと神聖な女神の母、エジプトでいえば
イシスの流れと近いものがあったのではないかなと感じます
しかし、この神殿では、女が性を強いられるような儀式も
あったものが歴史的にもあるようで、イシュタルがそれを共用
というよりも、一種のこれも宗教枠における生贄行事に近いなと
感じます。
ジェンダーという考えからからみると、この時代もまた
女性の性というものが聖なるものとして表題があるはずなのに、
裏では生贄に近い媒体となっていたということも事実である。
イシュタルをリーディングする中で出てくるキーワード・・・
牛、馬、蛇
性、子宮、エロス
月と闇
8、12
厳しさ、寛容
天使、悪魔
地母神
ラピスラズリ
金、絹、麻
天と地の女神
鬼母神
自由
全ての世界に通ずる鍵
イシュタルに関しては、聖観音や薬師如来などの流れもとらえて
みたのですが、出てこず、また日本の女神様の流れとして通ずるものも
大きくなく、この女神様は、とってもとってもまだ秘密というか、
明かされないようになっている女神とでもいえましょう。
そういう意味でも、とっても聖なる部分において、ヒメ事(秘め事)として
セクシャルアクセスエネルギーの根本であるなと感じます
女性の身体は、沢山ひめられた部分があると私は感じています。
宮会をはじめた気持ちとしても、祖父が産婦人科医で様々な女性の
悩みをきいて診断していたこと、また私も今の仕事で性に関する相談が
とっても多かったこと。
でも日本には、セックスカウンセラーっていないんですね。
欧米などでは夫婦や何かうまくいかなかったときは、こういう認定の
人たちに間に入ってもらったりして改善策を見出していくのですが。
そういう意味でも、このイシュタルのエネルギーは大切だなと
感じています。
タロットの大アルカナにあります8番目のカード、
力 (THE STRENGTH)
がしっくりきました
獅子を手なづける女、1番目の魔術師と同じ∞マークがこの女性にも
ついてますね
このカードが一番伝えているものは・・・・
バランスと何事に対しての冷静さを表していると感じます。
人間がえらい?動物がえらい?
これも大きなテーマとして出ているカードでもありますね。
つまり、その距離感と優越のつけかたです。
人間関係や世界に起きているバランスともいえるでしょうね。
正位置で出た場合は、状況にもよりますが、良き理解者であるとか、
良い距離感・バランス感覚、あとは状況に応じての良い忍耐力。
逆位置で出た場合は、バランスがとれてない、忍耐力不足、力量不足、
またはアナタではコントロールできないもの、堕落、なまけているなど。
ここらへんは、私の独学で得ている流れもあるので、あしからず
何事もにも、力量って大切ね、バランスも。
そういう意味で、イシュタルはそういう天と地のバランスをとる女神でも
あったのではないのかなと思って、このカードを選びました
では、最後に、ゆうはんなりのイシュタルからのリーディングメッセージ・・・
虐げられるもの
慈しまれるもの
愛されるもの
女はそうやってイツの時代も
闇のなかで光をはなつ
天を泳ぎ、地を這う
そのバランスが崩れたとき
性の反乱が起き、上下縦の男優位になる
それでも、女は横一線の水の流れで在る
ただただ、その在り方を愛する
ただそう在ることで、男をたたすことができる
YUHAN拝