『ジヴェルニーの食卓』 | ゆるゆるおうちごはんブログ

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最近読んだ本ハート



ジヴェルニーの食卓



原田マハさんの『ジヴェルニーの食卓』。



初の原田マハさんの本。



表紙からもわかるように美術をテーマにした小説です。


モネをはじめ印象派の画家に関する史実に基づいたフィクションが4つ収められています。



私は詳しくはないけど絵を見るのが子供のころから大好きで美術館や画集は大好物!



NHKの「日曜美術館」は毎週録画して見てます(笑)



印象派やその前後の時代は人気だし親しみやすいのでもちろん好き。



印象派の画集は4月に引っ越す前に重すぎて持ってこれなかったので苦渋の決断で処分しました。



う~今でも悔やまれる‥。



そんな中で読んだこの作品。


読む前は「どんな話が書かれているんだろー!?」と興奮しまくっていたのですが、実際読んでいる最中はなんだか静かな気持ちになりました。


そして読み終わってからまた「ちょー良かった!!」と興奮。


なんだか美術館に行った時のように行く前と後は興奮するけど、美術館で実際に絵を見ている時はすごく落ち着いているというような状態と似ていました。


たぶんこの小説は画家本人ではなくてその側にいた女性たちから見た話がほとんどなので、芸術家特有の感情の激しさに左右されずに静かに話が進められているから心地よい読書ができたんだと思います。


主に小説に出てくるのは、マティス、ドガ、カサット、セザンヌ、タンギー爺さん、モネ。


どれも大好きな人たち。


この中でいうならドガが一番好きな画家さん。


私が印象派で最初に好きになったのはモネよりもルノアールの方だったけど、この小説を読んでモネの家族に対する愛情の深さを感じられてルノアールよりも好きになっちゃったかも!(←浮気者)


どれも素敵なお話でした。