【プロ野球の父】とか【原子力の父】とか【テレビ界の父】とか揶揄される『正力松太郎』氏のこれまでの足跡を辿って行くと、どうしても<読売新聞>の部数拡張ということが気になるところである。

 書き込み者のオジサンは、どうもその辺りのことが気になります。

日本で一番最初にノーベル物理学賞を受賞した『湯川秀樹』氏との出会いにしても、さらには、このたびの九州電力福島第一原子力発電所の放射能拡散事故にしても、元をただせば性急過ぎた『正力松太郎』氏の手段だったように思えます。

 なぜなら、『湯川秀樹』氏は、【日本で原子力発電所をやるなら、国産でなきゃダメだ。もう少しゆっくりやってもいいじゃないか?】と反論したものの、急ぎ過ぎて<ターンテーブル>という手段で原子力を導入したのです。

 書き込み者のオジサンは自動車の運転はできますが、現在は、かって所有していた普通免許証を返却して、再度取得した原動機付自転車のみの所有となっています。
ゆえに、シマジロウとかシマサブロウとか自転車にしか乗れません。
それほど、メカニックに弱いのです。
自動車が途中で故障した時の恐怖感は経験したことのないものにとっては、頭が真っ白になるのです。なぜなら、仮に過疎地を走行した場合に故障でも発生しようものならパニックに陥ります。

 今回の九州電力福島第一原子力発電所の機械装置は、アメリカのゼネラルエレクトリック(GE)社の製作したもので国産ではありません。
ゆえに、GE社が製作して、福島の現場に据え付けてしてスイッチボタンを押せば運転できるようになっているようですから、まさに、GE社から<スイッチキー>を貰えば運転が可能になるのです。

 ところが、メーカー側は分厚い<取扱説明書>なるものを渡すわけですが、それで果たして故障した場合の運転が可能なのでしょうか?
故障した場合のことを考えて、イチイチアメリカから技術者を呼びよせていたら、緊急事態が発生した場合はどうするのか?ということを危惧していたのですが、このたびの事故によってそれが露見したようです。
『湯川秀樹』氏は、その辺のことを十分承知したうえで、【時機尚早】という結論を出し原子力委員会からの役員を辞任したといわれています。
すなわち『湯川秀樹』氏は、【<原子力>という怪物は、か国外の者が介入して設置するものではなく、国内でしっかり熟知して操業するものだ。】と今回の事件を予見していたのです。

 ナゼ?『正力松太郎』氏は、その道の素人にもかかわらず<原子力>の導入に突進して行ったのでしょうか?
まだまだ、このことを検証するには道のりが長すぎますが、書き込み者のオジサンは追跡して行くつもりです。