カロリーだけを見ると、炭水化物やタンパク質は4カロリー、脂肪は9カロリーであるため、脂肪の摂取を控えれば自ずと体重も落ちる。
これが今まで私たちに植えつけられてきた知識でした。

でもこれは完全な間違えだったのです。
全てのカロリーは、体重や代謝に同じ影響を与えると根強く信じられてきましたが、この考えこそが私たちを不健康に太らせた原因なのです。



例えばアボカド1つのカロリーは220キロカロリーぐらいとご飯一膳と同じくらいのカロリーですが、代謝という点で全く異なるのです。


脂質と炭水化物の食べる量が同じだった場合、炭水化物より脂質の摂取量が多い人の方が1日あたり100カロリー以上多く消費されることが分かっています。
これを一年に換算すると運動量を増やさずにおよそ4.5キロも減量出来る計算になるのです。


また、より多くの脂肪を摂ると脳の満腹中枢が遮断されることもわかっています。
良質な脂肪を摂ると食べ方やさらには代謝まで改善されるのです。

これからの時代は、脂肪を恐れず普段の食事に取り入れていくべきです。


もちろん過剰に摂取しすぎや、トランス脂肪酸や精製した植物油脂を摂取した場合は、逆効果になるので、いい油(脂)を適量摂取していきましょう。