酸化とは。。。
例えば切ったリンゴをそのままにしておくと、茶色くなったり…
放置していたクギが錆びたり…
このような現象が酸化です。



私たちの体の中でも同じような現象が起きると、お肌のトラブルや病気の原因となってしまうのです。


私たちは空気を吸って生活しています。
空気の21%は酸素で、酸素は体の中で栄養素と結びついてエネルギーを作り出します。


ところが体の中に入った酸素がすべてエネルギーを作るために使われればいいのですが、そのうちの2%が強い酸化作用を持つ活性酸素に変わると言われています。


また、紫外線を浴びるとメラニン色素が増え、お肌にダメージを与え、シミ、シワの原因になることは言うまでもありませんが、このダメージの原因になっているのも活性酸素です。


活性酸素は紫外線の刺激によって大量に発生し、皮膚組織の奥深くにダメージを与え、老化を早める原因になります。
お肌のケアは活性酸素除去に尽きるといっても過言ではありません。


活性酸素を増やす原因は、紫外線、タバコ、環境汚染、ストレス、お酒の飲み過ぎ、栄養素の不足、トランス脂肪酸や添加物の摂りすぎなど、たくさんあります。


そして、これらの活性酸素が要因で体内で酸化反応が起こり、細胞を傷つけるのです。

そして真っ先に影響を受けるのが、細胞膜の油です。
細胞膜には、不飽和脂肪酸(オメガ3、オメガ6)が豊富に存在し、活性酸素の標的となるからです。


活性酸素のダメージを受けた油を過酸化脂質と言います。細胞膜の中に過酸化脂質ができると、今度は隣り合う細胞膜にも連鎖反応的に悪影響を及ぼします。


なかでもたちがわるいのは、活性酸素が細胞核のDNAを攻撃し、傷ついたDNAの修復が間に合わないと、間違った遺伝情報が伝えられて、発がんの原因にもなります。


このように活性酸素は、私たちの体にさまざまな弊害を及ぼすのです。


では活性酸素の害を最小限にするためにはどうしたらいいのでしょう⁈
次回詳しく書いていこうと思います。