卵は1日に1つまで…とか
コッテリしたお肉を食べたらコレステロール値が上がる…とか



油物を摂りすぎるとコレステロール値が上がると
未だに思っている方もいるようですが…


実は、食べ物とコレステロール値は無関係なのです。  


確かに以前はコレステロールの基準値がありましたが、2015年以降は食事摂取基準からコレステロールの上限値が撤廃されたのです。



コレステロールの摂取制限がなくなった理由…

コレステロールは、そもそも肝臓で合成できる脂質なのです。
食事から摂取されるコレステロールがたったの20%ぐらいなのに対して、肝臓で合成されるコレステロールは約80%になります。


そして、不思議なのが…

コレステロールを食事からたくさん摂ると、肝臓でのコレステロール合成は減少し…

逆に食事から摂取する量が少ないと、肝臓でのコレステロール合成が増加する…

という、結局食事から摂取する量が多くても少なくても体内のコレステロール量が変わらないということが分かったのです。


このカラクリは、カラダの中でコレステロールが常に一定に補給されるように、フィードバック機能が働くからです。


つまり、食事によるコレステロール摂取量が、そのまま血中総コレステロールに反映される訳ではない!
ということが、コレステロールの上限値が撤廃された理由です。



今までは、コレステロールは悪者扱いされてきましたが、実は私たちの体にとって必要不可欠な存在なのです。