植物ステロールとは、植物の健康成分であるファイトケミカルの一種です。(ファイトケミカルとは植物中に含まれる天然の化合物のこと)

ちなみに、動物由来のステロールをコレステロールと呼び、植物由来のステロールを植物ステロールと呼びます。


植物ステロールには、血液中のコレステロール値を抑える働きがあり、動脈効果や心筋梗塞、高コレステロール血症などの生活習慣病を予防する効果があります。


そのほかにも前立腺肥大によるトイレの悩みを改善する働きや、免疫力を高め癌細胞の活性を抑える効果が期待されています。


米油には27種類の植物ステロールが発見されており、他の植物油よりも含有量が非常に多いのが特徴で100gあたり961mg含まれています


ちなみに、他の植物油に含まれる植物ステロールは
以下のようになります。
⚫︎ごま油 800mg/⚫︎コーン油 660mg/オリーブ油 339mg/大豆油 303mg/紅花油 283mg




米油には、スーパービタミンEであるトコトリエノール、天然の酸化防止剤として知られるガンマオリザノール、コレステロールの調整をする食物ステロールがあり、その3つの栄養素がいかに重要な働きをするかお分りいただけたでしょうか?


米油はオメガ9系脂肪酸なので、必須脂肪酸ではありませんが、オメガ3 系脂肪酸に負けず劣らず高い健康効果があり、また高温にも強くクセがないため日常的に使用する油として取り入れられてみてはいかがでしょうか。

ただ、米油であればなんでも言いという訳ではないので、次回は安心な米油の選び方をご紹介したいと思います。