米油は、オリーブオイルと同じオメガ9系の植物油で、脂肪酸の割合は、オレイン酸が40%を占めています。
オレイン酸の効果はオリーブオイルの時にも書きましたが…
✔️血液をサラサラにする
✔️悪玉(LDL)コレステロールを減少させる
✔️動脈硬化、心筋梗塞を予防する
✔️便秘解消
などが主な効果でしたね。
米油に含まれる栄養素は…
▪︎トコトリエノール
▪︎ガンマオリザノール
▪︎食物ステロール
があります。
今日は、米油に含まれるトコトリエノールの効果効能を詳しくお話をさせていただきます。
トコトリエノールには、非常に高い抗酸化作用があり、科学的研究において、今たいへん注目されているビタミンです。
別名『スーパービタミンE』とも呼ばれ、通常のビタミンEの50倍の抗酸化力があると言われています。
トコトリエノールは、脂溶性なので、アブラで出来ている細胞膜に存在し、活性酸素の攻撃から細胞膜を守る働きをしています。
トコトリエノールの最大の働きは活性酸素の除去。
体内にある脂質が酸化すると過酸化脂質になるのですが、これが老化の一番の原因と言われています。
トコトリエノールは、この老化の原因である"酸化"を予防をするアンチエイジング効果の高いスーパービタミンなのです。
その強い抗酸化力は、お肌にも嬉しい働きをします!
シワの原因である活性酸素を除去し、シワの予防や改善、毛穴の黒ずみや開きにも効果があります。
又、シワだけでなくシミの予防や改善にも効果があり、シミの元となるメラニンを生成するメラノサイトの働きを抑え、シミ予防や美白効果が得られるのです。
また、健康面での効果は…
動脈硬化予防の作用があります。
動脈硬化は悪玉コレステロールが、原因で起こる症状です。
トコトリエノールには悪玉コレステロールを抑制する働きがあり、毎日摂取することで動脈硬化の予防が可能です。
また、コレステロールの生成を抑制し血液をサラサラにする効果もあります。
さらに、ヨーロッパの癌研究において、トコトリエノールの長期摂取は、癌全体のリスクを減らす可能性があると発表しています。
このように、米油に含まれるトコトリエノールには、強い抗酸化力があり美肌効果や動脈硬化予防などさまざまな素晴らしい作用がある栄養素なのです。
次回は、米油に含まれる『ガンマオリザノール』の効果について詳しくご紹介させていただきます。