今年最後の道楽 | 遊芸人の活動日誌

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湘南に住む陶芸、絵画、おじさんバンドを趣味とする遊芸人のブログです 。

12/29、今年も押し迫ってようやく注文していた新しい陶芸窯が到着した。この窯は特別な焼き方をする焼き物のために買った。結晶釉とか木の葉天目とか数を要しない焼き物など、大きな窯でそれで一杯にするのが大変な焼き物を焼くためだ。これにはちょっと説明を要する。

焼き物はいろいろな釉薬が使われ、基本的には異なる釉薬を同じ窯に一緒に入れて焼くことは出来ない。大雑把に言えば使う原料とその量によって溶融温度が異なるからだ。陶芸学校などは経営があるので異なる釉薬の焼き物を同じ窯に入れて焼くことがある。これはどっちも良い焼き物にはならない。しかし、市販釉薬は誰もがどのように焼いても一応焼きあげられるように調整されているから一応仕上がるのだ。

今までの窯は養子に出したが、それは抹茶茶碗が2個くらいで一杯だったが、今度の窯は4個入るくらいの大きさだ。さて、来年は今まで見たこともない作品が見られるだろう。