「Flying Notes」

このバンドも歴史的には長くなったが、当初のメンバーは自分一人。バンドにおいてはよくあるように、ご多分に漏れず趣向の違いや我がままや自己主張のまかり通る世界。学校や会社のように命令一過とはいかない世界である。メンバーが入れ替わり立ち代わりで今のメンバーとなっている。

これまでと違うのは社会性に富んだ人たちということ。これは趣味のサークルを維持していくためには、上手・下手などより以前に最も大切なことだ。ある時は妥協、ある時は協調、納得の精神なくしては同好の志がまとまらないものだ。

加えて音楽性が高い。例えばギターでいえば指一つの１フレット違う音も聴き分ける耳がある。セブンスやDimの効果がわかる。当たり前とは思うものの、バンドの中には4分音符しかリズムを踏めないとか、シンコペーションはダメということもあるのだ。だから音楽やってて楽しい。