メゾ・ソプラノの世界的名歌手エリーナ・ガランチャかようやく日本に来た。
2020/5のチケットを購入したのだが、コロナで2年延期となりようやく今年の6月に来日となった。歌声は言うまでもなく美人と来ているのでファンが多い。特に、カルメンのタイトルロールは当たり役でMETのライブビューイングでも鑑賞したが、もう例えようのない当たり役としか言いようがない。
ライブビューイングは舞台の隅から隅までくまなくカメラが回り、ソロのクローズアップや休憩時間の舞台裏の光景、インタビューなとが見られ、それはそれで楽しいのだが、やはり実際のホールでの臨場感は全く別の世界だ。あのトリフォニー・ホールにマイクなしの肉声が響き渡るのだからこれが同じ人間なのかと驚くばかりだ。
しかしながら、驚いたのはアンコールの数だ。8曲は歌っただろうか。観客の拍手とスタンディング・オベーションで、最後はピアニストに向かって「どれでもイイよ」と言わんばかりのサービス。日本公演最後の日ということもあったのか特別サービスだった。