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☆☆ニコニコYUGAオペラカイエ★大和悠河が5分で語るオペラの真髄☆☆

悠河先生の熱いレクチャーが人気! 楽しいオペラ講座のコーナーをご紹介します。

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第1章 【フィデリオ】  2013年12月8日


「ニコニコYUGAオペラカイエ」
これから毎回このコーナーで、皆様にオペラの楽しさを少しずつお話していきたいと思います。
今回は、この間観劇した、ベートーベン唯一のオペラ『フィデリオ』のお話から。

先日、ハーヴォ ・ヤルヴィ指揮ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団の歌劇フィデリオを観ました。 
前からすごく興味があって、でもなかなか観られずにいた作品です。

フィデリオはベートーベンが作曲した唯一のオペラで、1814年ウィーンで初演。
ベートーヴェンが追求したフランス革命を背景にした 自由・ 平等・ 博愛
そしてベートーヴェンの理想の女性像 と夫婦愛 が描かれています。

ベートーヴェンの愛の告白かな。

無実の罪で囚われている愛する夫を助けるために男装をして刑務所にしのびこむ妻レオノーレ。

本当は女性だとは知らずに、レオノーレに恋をしてしまう看守の娘。
恋人がちゃんといるのに、レオノーレに心奪われてしまうんですね。

看守の娘はレオノーレを男だと信じて疑いません。
男装をして舞台に出るレオノーレは、いわゆる『ズボン役』で、女声ソプラノ歌手の役どころです。 女性が男性を演じるという意味では、男役?

純真な娘の気持ちをもひきつけるレオノーレが見せるのは、本当の夫婦愛。 そして正義。

本当にベートーベンらしい作品です。