今日のU-13トレーニングで一緒に汗を流して改めて感じたことがあった。外からのコーチングだけでなく、実際、中に入って一緒にプレーすることで選手の視点からそれぞれのチームメイトの癖や特徴、性格を身体で感じることができるということだ。タカは、得意な足の裏に加えて、苦手だったイン・アウトのタッチが使えるようになってきた為、展開のドリブルの幅が広がっていた。実際、本当に奪いにくく、どこにいくのかわからない状況がうまくできていた。一緒にプレーすることでコーチとしてでなく同じ選手の立場から短所やウイークポイントを対戦しながら冗談交じりで伝えていけるため、選手もそれを受け入れやすい。よくコーチには選手の気持ちになって考える思いやりとそれに必要な観察眼が必要とされているが、実際にプレーしてみることには勝てない。しかしながらよく言われるのが名選手は名コーチにはなれないということ。これは輝かしい選手経歴のある指導者は選手を冷静に客観視できないという一つの例えだろう。自分はできるから、選手に「こんなこともできないのか!」というヘッダーシップになりがちなのだろう。しかし中には、かつて名選手で現在も名コーチという指導者もいる。まぁ、ようは選手経歴が良くても悪くても真のリーダーシップを発揮するにはパーソナリティ(人間性)だと思う。だから時々選手の気持ちがわからなくなったら一緒にプレーしたりするだけでなく、グランド整備をしたり、掃除をしたり、用具片付けたりしている。そうか、選手はこういう気持ちでやっているのか・・・。それを感じることができれば言葉がけも、接し方も一つ一つ変わってくる。だからいくつになってもプレーはしていきたいし、思いやりの心は大切にしていきたい。