教育者でありたい | あくつ ゆう 不登校支援のブログ

あくつ ゆう 不登校支援のブログ

一般社団法人G-lightで不登校の子どもたちの訪問支援をしています。(最近は個人事業「不登校の不凍港」が中心)
現場の様子や、子どもたちと関わるポイントを紹介していきます。

去年10月から本業として働いていた会社を、今月頭に辞めることになりました。

 

子どもたちに勉強に自分なりに向き合うきっかけを作りたい気持ちで加わった、家庭教師の体験スタッフから、

自分自身家庭教師をやっていた経験を買われてかお客さんと先生の間の問題を解決する部署に移ったものの、

最終的には「お客さんを捌ききれていない生産効率の悪い人材」と思われてしまったようです。

 

自分がこれまでいろんな家庭と、電話対応だけではあるけれども築いてきたものは何だったのか。

 

会社の人から見て何も言われてなければそれが成果ってことでしょうと、

社長の言うこと、外部から来たコンサルが言うこと、最もだと思います。

 

ただ社長曰く、「とことん相手に向き合う姿勢は、教育現場にむいている」とのこと。

 

その言葉をもらう前に、すでに直接子どもたちに勉強を教える場や、遊びも通した関わりに縁あって巡りあっており、

最後のひと押しで「辞めてやろう」という決心ができました。

 

 

この日の前日、新しく個人で訪問した後、子どもたちと団地の外のちょっとしたスペースで遊ぶ機会がありました。

 

その光景は、20年前の自分とも重なりました。

 

何処からか夕ご飯の匂いがする夕暮。

弾むボールの音。

通りがかる近所の人。

それぞれのおうちの勉強や習い事の話。

 

これだと思った瞬間がありました。

 

 

外部から来たコンサルからは、「28歳でビジネススキルが足らなすぎる」だの

「会社員としての自覚が無い」だの、数ヶ月に渡り言われてきました。

 

 

全員に愛される人間になれなくても、少なくとも求めてくれる人の為には、とことん思いやれる人でありたいと思います。

 

「不凍港の不凍港」として、ミュージシャンとして、とある塾で働く教育者として、そして人として。

 

今後とも宜しくお願いします。