桜に寄せる期待と不安 | 不登校支援のブログ

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個人事業「不登校の不凍港」で不登校の子どもたちの訪問等の支援をしています。
現場の様子や、子どもたちと関わるポイントを紹介していきます。

新年度になりました。

 

ブログの方はまたご無沙汰になってしまいましたが、G-lightの渉外活動だけでなく、自殺対策に関わる別のお仕事の準備もしていました。

 

追々、そちらのこともブログにできたらと思います。

 

新しい季節は期待に満ち溢れたムードでいっぱい…に思われがちですが、不登校のお子さんにとっては不安も膨らみ胸のうちが複雑になる季節です。

 

「新しい学年からはがんばろう、周りからもそう言われているし…」という気持ちと一緒に

「また上手く行かなかったらどうしよう」「これから大変だな…」という気持ちも抱えていることです。

 

表面的には頑張っているように見えても、実は無理をしているのかもしれません。

 

なのでたくさん「新年度この調子で頑張ってこう!」と盛り立てたり、「早く寝なさい!」「早く準備しなさい!」とけしかけるのではなく、しつこくないよう一言だけでもいいですので、「今日頑張ったね」と今日の(明日のことは言わず)労いの言葉をかけてあげましょう。

 

明日もがんばろうという気持ちは、自ずと本人から芽吹くものです。

 

 

p.s. カバーの写真は梅の名所、茨城県水戸市の偕楽園の梅「道知辺」。

出身地にて。

 

素敵な名前ですよね。大人は子どもたちに対して、おっきい看板立てて引っ張るのではなく、

道の側でそっと支えるくらいでいたいものです。

 

なんで桜じゃなくて梅なのかは、今年桜を綺麗に録るタイミングを逃した気がするからです。