実はフィレンツェを2日間堪能した後、パルマも訪問。
フィレンツェでは、本当に多くの作品を鑑賞。
そちらは、ガイドブックなどで情報を確認しながらゆっくりまとめたい。
なので、先にパルマ旅行のまとめを。
フィレンツェを土曜の朝出発し、午前11時ごろ到着。
まずは国立美術館へ
外観はいたってふつー。
・パルミジャニーノ:トルコの女奴隷(1532-34)
ふむふむ
私の好きな作品アンテア(ナポリ、カポディモンテ美術館収蔵1535年)の数年前の作品
なんとなく、高貴な表情、豪華な衣装、装身具に共通点を感じる。
・コレッジョ:スカラの聖母(1523年)
城壁東側のサン・ミケーレ門から移設されたもの。
・コレッジョ:聖母戴冠(1522年)
ちなみに、エヴァンジェリスタ教会のものの方がコピー(1587年)。
もともとはこちらが教会のクーポラに描かれたよう。
なぜこの部分だけ残っているのかとか、詳細は不明。
美術館だと間近で鑑賞出来てうれしい。
・パルミジャニーノ作?:聖カテリーナの結婚(1524年頃)
・レオナルド:La scapilliata(ほつれ紙の女性)(1492-1501頃)
レオナルドの絵があるなんて知らなかった。
明暗法を駆使した未完の作品、とのこと。
確かに、女性の表情が彫刻のように浮かび上がってる感じ。
・コレッジョ:プラチドの殉教(1522-25年ごろ)
こちらももともとはエヴァンゲリスタ教会にあったもののよう。
・コレッジョ:ピエタ(1524年頃)
こちらもエヴァンゲリスタ教会にあったもの。
・コレッジョ:スコデッラの聖母(1528-30年頃)
サン・セポルクロ教会にあったもの。
どこだろう(笑)
・コレッジョ:聖ヒエロニムスのマドンナ(1526-28年頃)
Madonna di san Giroramo
え、聖ジローラモって、聖ヒエロニムスのことだったの?
私、無知だなあ(笑)
こちらはサン・アントニオ教会にあったもの。
どこだろう(笑)
お次はパオロの部屋へ。
コレッジョの天井画が有名。
外観
入り口は中庭に。
サンパウロ修道院のバデッサの部屋
天井画(1519年)
下から見上げるとこんな感じ。
部屋にはこんな絵画も
ダイアナ(1519年)
ブルーが印象的のきれいなお部屋。
ニッキア(ドーム下)の像の彫像性すごい。
本物みたい。
サン・ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタ教会
ルネサンス様式の教会
ちなみに、上部に見えるこの絵。
先ほど国立美術館にあった絵からのコピー。
コレッジョの天井画:聖ヨハネの幻視(キリストの昇天)(1520年)
Visione di S.Giovanni Evangelismta
上に登ってく感じしますね~。
カテドラル
12世紀のロンバルディア・ルネサンス様式の傑作とか。
鐘楼はゴシック様式。
内部
コレッジョの天井画:聖母被昇天(1524-30)
じゃん!
手前のクーポラ部分。
下から見上げると
すごい!
エヴァンジェリスタ教会もすごかったけど、さらにすごい。
高い天上に登っていく感じ!!
アップ
さらにズーム
天上でマリア様を待つキリスト
マリア様
ブルーのマントの女性。腕を広げキリストを見上げている。
(余談ですが、ブルーはマリア様を示唆する色で、通常マリア様は青い衣をまとっていることが多いそう。)
肉眼で認識するのは至難の業(笑)
本当に下から見上げている視点を表現している。
すばらしい!
見たいのに、遠すぎてなかなか見えず。
ああ首が疲れた。(←そんな感想なの?)
あとは街並み。
個人的な感想ですが、パルマはそれなりに大きい街。
観光だけの街ではないので、その時代の街並みがまるごと残っているというわけにはいかないよう。
・聖マリア・ステッカータ教会
ルネサンス様式のエレガントな外観。(アプシス(後陣))
内部
このアーチの帯状の部分はパルミジャニーノ作だそう。
(1531-1539年)
教会前のパルミジャニーノ像
ガリバルディ広場へ。
・市庁舎とポデスタ
多分左が市庁舎。
よくみるとパルマ市の旗が。(黄色地に青十字)
・聖ピーター教会
9世紀に建立されるも16世紀にリコンストラクション。
ネオクラシック様式。
・近くの通り
雰囲気出てて、いい感じ~。
・palazzo del governo
(直訳すると政府の建物。きれいな訳が思いつかない)
近くの通り
ね、普通でしょ。
こんな整然としてないけど、ナポリにもありそうな通り。
とはいえ、日本の街並みと比べたら異国情緒あるかも。
街の中心地区で歴史を感じられる建物はこのくらいだったかな。
(個人的感想)
この時期だからか、パルマは午後、夕方は変に暑く、
フルパワーで観光するのは厳しかったですが、1日でだいたい満喫。
コレッジョとパルミジャニーノを堪能出来て満足。