水の少なくなった溜め池に降り立ったクロツラヘラサギ(黒面琵鷺)。
「こんな近くで撮らせて頂いていいんですか。すみません」
と胸の中でお礼を言う。
黒面と言うだけあって、目が見えない程顔が黒い。
 

 
少し飛んでは場所移動。
羽先が黒いのは幼鳥だそうだ。
 
だから人間を恐れないのかも?
 
そして飛び立つ!
ケリも珍しげに眺める。
(知らんけど……)
 
見る見る上空高くに舞い上がり、行方不明に。
 
数日後、現れたのは古墳の濠。
ここは沢山魚がいるよ!
 
そしてそこには、件のカッコいいヘラサギも。
 
比べてみると、目元の違いが明らか。
 
左からヘラサギ、ダイサギ、クロツラヘラサギ。
ヘラサギと他の鷺は飛ぶ時の首の形が違う。
 
クロツラさん飛ぶ!
 
左は喉元が赤くないヘラサギ。
 
入れ替わり。
 
そしてそのコは喉元が赤いヘラサギ(成鳥)に邪険にされる。
 
追い払われたコは羽先が黒い幼鳥。
 
ゴミが多いのは残念な事だ。
上流から流れて来るので如何ともし難い。逆に言えば、下流の川や海に流れ込みマイクロプラスチック予備軍になる前に、ここで食い止める事も出来るはず。
が、一般人は古墳に立ち入れないので、宮内庁か委託された大阪府の次の清掃を待つしかない。(※)

ゴミにめげずに、又ヘラちゃんたちが立ち寄ってくれますように!
てか、ゴミ捨てないで!!

 
 
 ※訂正
百舌鳥古墳群の墳丘部分は宮内庁管理、壕部分は堺市管理だそうです。更に詳しく調べてみたいと思います。