1945年8月15日、終戦。 「星子」は、 11歳の少年、半太の目を通して、戦争への思いを表現した、少年少女向けの漫画作品である。
↑生原稿をもとにしています。
作者、藤木輝美は、少年時代の記憶を、普遍的な視点で、静かに語りかけている。
群を抜く情感の表現力。藤木輝美の真骨頂が、ここにある。
見るものの心をえぐる、せつなさは、一級品の切れ味である。
大人も十分に、味読できる作品に仕上がっている。
*「星子」1970年少年少女新聞連載
少年少女新聞は、手塚治虫等も執筆していた、当時人気の学童向け新聞だったようです。