『うしろむき夕食店』
冬森灯 著 ポプラ社
最近、ワタシ、食べ物のお話の本が多いな
ん-、ちょーっと、ファンタジー感強め
なわりに、ベタな展開で、中途半端感が否めない
それに、登場人物の名前も、キラキラネームとまではいかないものの、
希乃香(ののか)ちゃん、貴璃さん、彩羽ちゃん、宗生くん、央樹くん、
とこれまた中途半端で、覚えられない
ただ、この文章はステキだなぁと思った
飲む詩だよ、と昔、ある人が言っていた。
なにせ、ウイスキーというのは、天使に祝福された飲み物なのだ。
熟成中に減る分は、天使がこっそり飲んだ分らしい。仕込む際のウイスキーは透明なのに、
塾生の過程で、輝くような金色から、深みのある琥珀色に変化するのは、
樽に棲みついた天使の祝福のおかげだという。
天使の助けを借りて、時を重ねるごとにおいしくなる、祝福される飲み物とは、
なんとも詩情あふれる話ではないか。
個人的には、、、
『食堂のおばちゃん』の方が好きかな