『雪のなまえ』

村山由佳 著 徳間書店
雪のなまえ
 
やさしいお話だったな~おねがい
大きな愛で包まれているような飛び出すハート
それは、ワタシの心が元気になった証拠でもある気がした
 
ギスギスしてるときだったら、最後まで読もうとさえ思わなかったと思う
 
いじめにあった女の子が学校に行けなくなって、
田舎で子どもをのびのび育てよう、という父親と、
都会で編集者としてのキャリアを捨てられない母親、
家族がバラバラになってからの方が絆が深まっていく様子や
(父親が、娘を自分の夢のきっかけに使っているところがちょっと気に食わなかったけど)
三世代、いや、一世代飛ばしの四世代での暮らし、
田舎の子どもたちと少しづつ心を打ち解けていく過程が
とっても丁寧に描かれていて、
子どもの頃、夏休みとかにおばあちゃんちに行ったのを思い出す感じ
 
ゆきっぺが、しおりんに「学校に一緒に行ってくれるかな」って言う場面はうるうるきた泣くうさぎ