今年最後の1冊は、こちら
『クララとお日さま』
カズオ・イシグロ 著 早川書房
カズオ・イシグロがノーベル賞受賞後初の小説、やっと読めた
最初ちょっと頭が混乱
ん?ワタシ読み流しちゃった?と思い、少し前から読み直すけど書いてない
ん?これも、「最後まで読めなかった本」行き
ノーベル賞作家なんて、ワタシには高度過ぎたか
と、出鼻くじかれた
ヤバい、カズオ・イシグロに拒絶反応なんて、読書好きの名が廃る
そしてワタシがとった行動は、、、
Youtube~
なるほどなるほど、カズオ・イシグロという人は、
読者に考えさせる余地を残す、というか、読者の自由な解釈に委ねる、というか、
そういう作風らしい、それがわかったら、急に、話にのめりこめた
確かに、今の世相に問題提議していますね
答えは書いてなくて、どこかに誘導するのでもない
読者ひとりひとりが物語の続きを考える、それが大事なのかも
いつか、訳文ではなく、原文で読みたい
健気なクララと、無邪気なジョジ―、ふたりとも、ワタシの大切な友だち
1年の締めくくりにふさわしい、素晴らしい作品でした
そして、ワタシが今まで読んできた本たちのなかでも、忘れられない一冊になりました