久々にこの作品を見ました。ニコラス・ツェー出演作品を古い物から見直してみようかと思いまして。
細かい部分は忘れていましたが、ラストの仲村トオルさんと戦うシーンは印象深くて覚えてましたね。実は私は仲村トオルさんを当時、この作品で知りました笑 一時期日本人のそれなりに有名な俳優さんが香港映画に出るのが流行っていた?時期ありましたよね。
改めて見てみると、英語で話す登場人物と、広東語で話す登場人物がいて、香港返還直後の空気感を感じました。そのあたりは依然見た時は全然意識していなかったのですが、今が変わったから(という感覚)こそ、気が付くのかもしれませんね。気が付いたと言えば、フランシス・ンがこんなにいい役でここに出てたの!?という発見。当時は3人とダニエル・ウーが若手のホープたちって感じでそっちに意識がいっていたもんなぁ。
そして、1999年に当時の若手の俳優さんを起用してこれだけのアクション映画を作成していたことに驚きと感動を。それは間違いなく今につながっている気がします。
しかしまあ、やっぱニコラス・ツェーかっこよすぎるよな。この時点で完成度高すぎるよな。2000年のミレニアムコンサートで歌ったいる姿を見て以来のファンなので、多分一目ぼれしたのはこの少し後ぐらいだったんだと思います。映画の中の飛びながら拳銃打つシーンも炎上するプールから出てくるシーンもかっこよすぎる。そして、サム・リーはどんな役をしていても、あの話し方が好きで仕方なくて、だいたい愛くるしい笑 なんか怖い役とか悪い役をしていても憎めないよね。
そして、全体的に本人がかなりの部分のスタントをしていることに驚きも。カメラワークもドローンがない世界で、最大限自由自在な映像で、今みたいにドローンやCGが自由自在にならない頃のそれでもそれらを現在とそんなにそん色なく実現してきたクリエイティブさには頭が下がります。
そして個人的にはこのエンディング曲が好きすぎる。本編は忘れていたところもあったけど、メイキングのエンディング曲の収録の映像ははっきりと覚えてましたね。なんか軽くて勢いがあってそれでいてかっこよくていいよね。
やっぱ好きだし、私のニコラス・ツェーだけではなく多岐にわたる香港映画好きはここが原点なのかなぁ。一番古い香港映画を見た記憶は『ボクらはいつも恋してる! 金枝玉葉2』のような気がするけど。
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監督:陳木勝
出演:謝霆鋒、馮徳倫、李燦森 他
1999年/香港
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