今年の映画はじめは『シャクラ』から始まりました。

 

香港映画の中で香港ノワールが一番好きですが、武侠系も好きです。

 

武侠といえば、金庸さん!!!代表作の一つ『天龍八部』の一部を映画化、それも製作に王晶、アクション監督に谷垣健治さん、主演ドニー・イェンとなると、期待値高すぎでしょう…。もはやその情報だけでやばそう感しかない笑

 

はじめ、ドニー・イェンが出てきたとき、ん?なんか顔が若い?やせた?でもこの動きはドニーだよね?と半信半疑気味に見ていましたが、笑った瞬間完全にドニー・イェンだったのが個人的に面白かった笑

 

とりあえず、とにかくアクションがすごい。。。!全体を通して何回か大きな戦いがあるんですが(見せどころな)個人的には冒頭の本格的なストーリーに入る前の戦いが一番好きかもしれない。。。!まじかっこいい。CGもどんどん進化しているので、しっかり使われていて、これが昔だったらできなかったであろう波動みたいなのがでてたりそれはそれですごくいい感じで面白いんですが、武侠系特有のワイヤーアクションも健在。あのなんとも言えない宙に浮かぶときの動き!めっちゃ武侠系感が好き。。。!あとがんがん戦う感じ!まあ、個人的には全体的にアクションが早すぎて、若干追いつけないんですが(目が追い付かない)でもすごさだけはよくわかる。むしろ早すぎて若干スローで見たい(本末転倒)


あと、ルパン三世の『カリオストロの城』で、屋根を逃げていくシーンがあるんですが、あれを実写でしたらまさにこれじゃん!!!ってシーンがあって笑ってしまいました笑
 

ストーリー的には、すごい速さでストーリーが進んでいくので若干こちらが共感できるより前の段階で命を懸けちゃうのでおおうとなりましたが、でも、とてもわかりやすかった。武侠系ってそもそもとてもたくさん登場人物が出てくるので、下手するとこんがらがるのですが、この作品は、次から次へと出てくる登場人物がすんなり入ってくる。字幕が上手なんだろうなぁ…驚くほど分かりやすくでびっくりしました。見た後で公式HPの相関図を見ましたが、完全に理解通りだった。よくよく見ると改めてこんなにいろんな人がいろんな立場で出てたのかと思った。理解できる脚本と翻訳すごい。

 

あと、途中の山場が結構見ごたえあって、もう思わるのかなと思いきやもう一山きて終わったので、しっかり見た!って感じもありました。


とにかく、今まで見たことないほどアクションがすごかった…それだけでも十分見ごたえがあるし見た価値のある作品…面白かった…かっこよかった…

 

最後の最後が、ええ!そこで終わる!?もっと見せてー!という感じでございました。気になる。

 

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監督:甄子丹

出演:甄子丹、陳鈺琪、張兆輝、呉樾、徐小明 他
2023年/香港・中国

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