アルバム「Soar, Kiss The Moon」に収録の、「Sore, Soar, Soir」のミュージックビデオを公開しました。


演奏シーンや、海辺でランタンと戯れているシーンは昨年の1月に撮影をして、実に完成まで丸1年かかりました。作業しては行き詰まり、しばらく放置して、また少し作業して行き詰まり、、、という繰り返しだったので、1年間かかりっきりだったというわけではないですが、この1年、あちこちで撮影した動画、微速度撮影(タイムラプス)等をたくさん使用しているので、そういう意味ではやはり1年分の労力とか諸々が詰まっている感じがします。
撮影場所は、三浦半島の観音崎灯台、剣崎灯台から湘南海岸、横浜港周辺、葛西臨海公園と、東京湾を北上していったような感じです(若干自宅周辺と、海外の映像が入っています)。
曲中の「誰もいない未来の昼間」というイメージをできるだけ視覚化しようと、特に前半は、「人の作った建造物・構造物はあるけれど、人の気配がない・人影ができるだけ映っていない」カットを使用しました。
しかしながら、首都圏で人が居ない・人の気配のない場所というのはそうそうなく(大体そう言っている自分も、その場の静寂を破っているのであり)、気象条件と光線と構図と「人の気配の無さ」がすべて揃っている素材を撮る・作る・選ぶのがなかなか大変でした。

演奏シーンは「人の気配のない未来の昼間」のイメージと区別するため、車のライトなど、夜の映像を重ねてトーンを暗くし、観念の世界として表現して、日没で両者が出会うような感じで構成しました。

ランタンは本来、燃料をセットして、火をつけて願いをかけて飛ばす(気球的な原理で)ものですが、いろいろあって海辺で戯れる映像となりました。
本来の「天燈」はこんな感じです。
http://www.nikomaru.jp/taiwan/taiwan/pingsi
https://matome.naver.jp/odai/2136644277650650501
(平渓、以前行ったことがあって、台北から近くて、平渓線というローカル線も趣があって非常に良いところでした。天燈の時期に行ってみたい。話が逸れました)。

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2/5(日)の京都GROWLY、共演者紹介(2)です。
キツネの嫁入り 「俯瞰せよ、月曜日」