人生で一番長い夜だった…。叫び


朝がやっとやってきた。


確かスケジュールでは、朝立つ練習をして、

トイレまで歩けたら尿管も抜けるらしい。


あまりにも昨夜腰の痛みを連発していたので、

6時の様子確認時に看護師さんが



「さえさんは昨日の朝一番の手術だったので、

 そろそろ歩いてみますか?」


と言ってくれた。



はい !! (ノ◇≦。)



看護師さんの言葉にかぶせる勢いで返事をした私。



傷をかばいながらまベットの柵をつかんで

ゆっ~くりベットの淵へ座る体勢に移動してみる。


傷の痛みは全くないわけではないが、

こんなものは痛みではない、くらい。


そういえば、

術後から看護師さんが回診時に毎回


「痛みはありますか?1~10で言うとどのくらい?」


と聞く。

この回答にいつも悩まされた。 (^o^;)



いつも腰以外の痛みは殆どなかったので、そう伝えると

それも数字で表して欲しいという。


だから、いつも色をつけて ぐらい… と伝えた (笑)


点滴のポールを持ち、お腹をかばいながら歩けた。

ゆっくり、ゆっ~くり。


目まいもしない。


トイレまで頑張って歩いた。 あし


合格 クラッカー


何が合格って…

これができたら煩わしい尿管を抜いてもらえる♪




自分のベットに戻って、看護師さんに尿管を抜いてもらう。

全く痛みなし。


これからは、術後の癒着防止のために歩かなくては…。

何度もトイレへ行く。あし



最初は尿をとって看護師さんに提出しなければならない。

術後尿が出ているか、量を確認するらしい。


あまり尿が出ない。

出ないのに残尿感があり、何度も何度もトイレに通う。


一定の尿がでるまで、看護師さんに尿を提出し続け、

3回目にして何とかクリア。



今思うと、高校時代に経験した膀胱炎と同じ症状だった。


病室 ↔ トイレ を 4~5回 / 1時間


看護師さんにこのこと言えばよかったかも。

きっと尿管を挿入することによって尿道に影響があったのだろうね。


病室で横になりたくても、またトイレに行きたくなる。

皆んなそうだったのかな…

この事は聞かなかったよ。



実は、看護師さんに尿管を抜いてもらったあと、

私は看護師さんに迷惑をかけることをしてしまった。


尿管が抜けたのでやっとパジャマに着替えられる♪

とにかく私は浴衣からパジャマに着替えたかった。


何故なら、昨夜の腰の痛みを回避する動きをしたせいで

浴衣も術後血で汚れて不快だったから…。


看護師さんが来るまで待てばよかった…。



尿管取れた事で喜びすぎて忘れていた。

私にはまだ点滴の管がつながってたことを…。


自分でソロソロ着替え、点滴も注意しながら着替えた

点滴の意識はあったはずたが、外れて水(点滴)浸し…。


看護師さんにもう一度やり直して貰うことに…。

点滴も再度針を入れにくかったようで、色んな看護師さんが来た。


迷惑な患者だった…。


ごめんなさい m(_ _ )m


夕方、同室の人が夕食 割り箸 を食べる音がする。


明日の朝まで何も食べれない~ 水も飲めない~ (iДi)


看護師さんは定期的にやってくる。

私はじっと天井をみて、体勢を変えることもできない。



ベット脇の時計をみた。

なかなか針がすすまない。


腰が痛い !!



私はぎっくり腰を何度も経験するほど腰痛持ちだ。

看護師さんに伝えるの忘れてた。

腰痛持ちって、病気じゃないと思ってたから…。



消灯過ぎると、もう腰の痛みが辛くて辛くて…。


看護師さんが抱き枕のようなクッションを腰にひいて

体勢を変えてくれるが、痛い ドンッ


早く朝になれ… ・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。



進まない時計の針 時計 ばかり見ていた。



とにかく座りたい。

ベットの両柵を持ってジリジリ体を起こす。

腹筋に力を入れると痛みが走ると思ったので、

慎重に…


少し楽だ。


看護師さんが見回りに来た時、ギョッ 目 としていた。



浴衣は乱れ、寝ているはずの私はベットに寄りかかり

体を起こす体勢をしているのだから…



私の腰の痛みを回避するための葛藤は、


尿管をもう一度押し込み直すはめになった上、

T字帯と一緒に付けてあった生理用ナプキンもズレまくって

シーツと浴衣を汚す、


という看護師さん泣かせの結果が待っていた。




ごめんなさい m(_ _ )m



お腹の痛みは、でなかった。

痛みへの恐怖から痛みがないのに痛み止めをプッシュ DASH! していた。


とにかく、腰の痛みをこれで和らげられないか、という思いで

痛み止めをプッシュしていた。



腹腔鏡手術は、お腹に炭酸ガスを入れて膨らませ、

お腹の中に空洞を作って手術しやすくしているらしい。


炭酸ガスは、時間と共に消えるものだが、注入の影響で

横隔膜付近に痛みが走ることがあると聞いていた。



この夜、私が腰以外で痛みを感じたのは、

この横隔膜付近にズキ~ンドンッ と一度大きな痛みが来たくらい。

この痛みは切ったところでなく、炭酸ガスの影響だと思う。



長~い、長~い夜 星空 が明け、もうすぐ朝。

朝になれば歩行訓練で歩ける~ あし



もう少しの我慢だ!早く朝になれ~


次に気がついた時 目 には、病室だった。


手術は、10時ぐらいに終わったそうだ。
2時間ぐらいだね。



病室へ戻って2時間くらいは酸素マスクが装着されていた。


とにかく、30分おきに23人の病室看護師さんが

血圧と腸の動き、傷口のチェックなどを見にくる。


その度に病室のベットの横にいた旦那はカーテンの外へ

追いやられる。


何だか可哀想になって、お昼すぎには


もう帰っていいよ と言うと、


そう? と言ってあっさり帰宅した (^o^;)



…遠方だしね、明日も仕事だしね。(;´▽`A``



この病院は、痛み止めは点滴のみ。(この病気の術式では)
硬膜外麻酔がないので、体から出ている管は尿管と点滴のみ。


尿管も手術の麻酔で記憶がないうちに装着したので
挿入時の痛みもなし。



痛みが出たら、点滴につながった小さなボタンが付いた容器を

渡されていて、ボタンをワンプッシュ DASH!する。


時間は忘れたが、ワンプッシュはある時間の間隔をあけないと

押すことができず、痛みどめの連続注入はできない仕組みに

なっている。凄いシステムだ…。



この時腹部の痛みはなかったが、

痛みがでるのではないか… という恐怖感が強かった。


やはり私は気が弱い怖がりの人間だ。



全身麻酔の気管挿管で喉の痛みや麻酔で頭痛、吐き気が

起こる人がいるらしいが、私は全くなし。


気管支が弱い私の喉もイガイガ感すら残っていない。

麻酔医の挿管技術が優れていたのでしょう。


術前の麻酔医との面談で気管支が弱いアピールをしたので

慎重に行ってくれたのかもしれません。


本当に手術をしたの~? って感じでした。



入院していることを唯一知らせている遠方に住んでいる

母と妹からのメールにも13時頃には返事を打っていたしね。



でもこれから始まるその夜は長かった…。



8時少し過ぎかな?


そろそろ入りましょう、ということになって

手術スタッフと一緒に大きなガラス扉の中へ入った。


旦那も無意識に一緒に後を1.2歩ついてきて、看護師さんに

止められた(笑)


旦那、緊張してるのか? しかし、私は緊張感なし。



ここで旦那に 行ってくるよ パーと手をふる。



扉を入ると長い廊下が続き、沢山の手術室が連なっていた。


一体、何室あるんだ? って感じでキョロキョロ興味津々目


臆病者の私はどこへ?



そして、1つの手術室へ案内された。

20畳くらいのスペースかな~?


曖昧な記憶しかない。
入室してからスピード展開だったから、周りを確認する余裕がなかった。

TVで観るものよりシンプルで、“とにかくシルバー”って
イメージしかない。

一番印象深いのは、

意外と手術台の幅が狭くてビックリしたこと!


私、落ちないかい? ショック!


まず大きなバスタオルを手に立った手術スタッフの前で
術衣を脱ぎ、パンツ一枚状態になった。


バスタオルを前にかけた状態で手術台に自分で寝る。

そして大きな梱包用のプチプチみたいなビニール状のシートを

上半身に被せられる。これが温かくて落ち着く。


これからのスタッフの動きが速い。ヽ((◎д◎ ))ゝ


両腕で血圧、点滴などの装着が色々と始まる。

心電図も胸に装着。


酸素マスクを口に当て、息をして~ と言われ、

必死に深呼吸あせる


何度か息をしたけど、なかなか意識がなくならない ガーン


麻酔効かないの~?! もっと吸い込まなきゃ (((( ;°Д°))))


って焦ったところで記憶なし。
酸素マスクで麻酔が出てくると思ってたけど、点滴からだったのね。


次に目が覚めた時、たぶんB先生の声


「さえさん~ 聞こえますか~ これだけ取れましたよ~」



薄ら目を開けると、ジプロップの様な袋に入れた筋腫が見えた。


「袋を触ってみてください~」



眠いのに、今度は触れって?  ヽ(`Д´)ノ


と私は面倒くさかった記憶がある。


そして、適当に袋ごしに切除した筋腫を触り、

また眠りにおちた。ぐぅぐぅ



手術開始は8時。

745分に看護師さんが迎えに来て
看護師さん、私、旦那の3人は歩いて手術階へ移動あし



朝一番の私は何もしなかったけど、
順番が2番目以降の患者は、病室で軽い麻酔の様なものを

点滴し始め、点滴のポールを押しながら移動するみたい。



手術階の扉前の広いスペースには、
私以外にも何人も手術を受ける患者がもう既に待っていて、
沢山の医療スタッフがスタンバイ。


私と旦那は丸椅子に座わされ少し待っていると、
何人かの医療スタッフが横に集まってきた。



明るく笑顔が素敵な女性の麻酔医さんが


「クラッシックの音楽CD音譜を用意しましたよ」


と声をかけてくれた。


前にも書いたけど、

この病院は手術室で自分の好きな音楽を流してくれる。


私も最初はレンタルショップでヒーリング的なものを探したけど、
決めかねて看護師さんにクラッシックで… とお任せした。



ここの病院は好きな音楽を流してくれる他にも患者が

リラックスする為に色々考えていてくれる


なんとスタッフの手術着は、


小児科の看護師の様な可愛い動物柄のもの しし座ぶーぶーパンダ

(何パターンもの動物柄があるらしい)を着ている。



この病院で手術した方のブログでも書かれていていたので

知ってはいたけど、本当だったんだ~ ∑ヾ( ̄0 ̄;ノ

子供対象の手術の時だけでなく、医師をはじめ手術スタッフ全てが

の華やか動物柄 クマ (笑)



大人も手術は不安で怖いんだ! 


ただ口に出さないだけ、出せないだけ(笑)

お陰で、手術前室は幼稚園のようでほんわかしていて

この雰囲気づくりは、

私に緊張感を与えることなく助かった o(〃^▽^〃)o


しばらくすると、

担当医師B先生も可愛いアニマル柄術着で現れた(≧▽≦)


宜しくお願いします  と夫婦で一礼。

A先生(教授)の姿はまだ見えなかった。

この腹腔鏡手術は3人の医師がチームで施術する。



同室の子は3日前の3番目に手術したそうで、
その時はA先生(教授)とB先生がいたよと言っていた。


後から聞くと、
朝一番は待合室までA先生(教授)が顔を出すことはないそう。

もちろん、手術チームには参加してくれてたらしい。

手術前にお会いたかったので、残念。

よかったよ。