祝・羽生選手、初のSP・FSパーフェクト!!

私の気のせいでなければ、SPとFSがほぼ完全に決まりきったのははじめて見た気がします。

SPが決まればFSで失敗があり、SPでダメだとFSで猛追する。っていうのが羽生選手の傾向だったと思います。

それが、遂にSP・FS共に異次元の高難度をほぼ完璧に演じきったっていう。

さらに伸びしろも感じる部分(怖)もありつつ、でも凄い!っていう演技を見ました。

一方で、グランプリシリーズ2戦目でガツーンとこんなに凄いのがきてしまうと、この後は大丈夫かが若干心配です。

ソチ五輪シーズンのパトさんを思い出すのね…。


ついでに、歴代最高得点の記録がSP・FS・総合と大幅に更新されてしまったけれども、この得点、どうやったら更新できるんだろうね(笑)

でも内容が伴った大幅な歴代最高得点だからなぁ。これが歴代最高の記録にならずして何を歴代最高にするのだという話よ。


羽生選手は4T+3Tをこれまで試合に入れたことがなく、私はついてっきり、このジャンプはやらないものだと思っていたのですが、ここにきて投入してきてしかも加点バッチリで決めてくるあたり、ただ物じゃないな!と改めて思いました。そしてできないんだろうなぁ…とか思っていて申し訳なく思いました。

SPのルッツがうまくきまらない問題点を、4T+3Tで解決させるとかパネェ方法だ。

さらには、FSでは後半に跳んでくるんだもんなぁ。


羽生選手の初めてラッシュのNHK杯。

うーん、凄いぜ。


今後の男子はSPで4回転2本、FSでも複数回の4回転を投入し、すべての種類のジャンプをバランスよく跳ぶことが必須条件として求められてきていることに感動します。

この傾向はパトリック・チャン選手の台頭と共にそういう傾向になりつつありましたが、羽生結弦選手の更なる飛躍がその傾向を加速させてきていますね。

羽生選手の弱点の少なさと引き出しの多彩さ多様さと進化と新化と深化が本当に凄いなぁ。


ハビエル・フェルナンデス選手がこれを見てどう奮起してくれるかがすんごく楽しみです。

あと、個人的にはボーヤン選手の登場が羽生選手の闘志を燃やしたんだろうなぁと思います。

良いライバルがいるというのはいいことですなぁ…。