そこまで詳しくはないので、コアなファンには申し訳ない話ですが、ちょっと書いてみたかった。


セーラームーンがまたアニメになるそうですなー!
しかも今回は完全な原作仕様だそうで。声優も主人公以外は完全に変わるそうで。


私が見ていたときのセーラームーンは、原作とアニメで違いが結構あったんですよね。

私はどちらも好きでした。原作にしかない部分、アニメにしかない部分、色々ありましたけどね。


私は2期のブラック・ムーン編を特に覚えているので、この辺のことを中心に違う点はこんな感じだったという話を。逆に4期・5期はほとんど覚えていないというかたぶん見ていないのでここら辺は割愛。


記憶違いがあったら失礼!


1.火野レイの性格。
大きく違う点の一つ。
原作では火の属性ながら冷静沈着なお嬢様。大人っぽくめっちゃ美人。
アニメではうさぎとはるお元気でお転婆な女の子。可愛い感じ。
巫女さんの設定は共通だけれども、性格がとにかく違うので、原作ファンが大いに不満を抱いたというところ。


2.地場衛の設定。
ここも原作とアニメで大きく違う。
原作は高校生でアニメは大学生。一人暮らしで両親を早くに亡くしている設定は共通。
原作では自身の意思でタキシードを身にまとって銀水晶を探すのに対し、アニメではセーラームーンの登場と共に勝手にタキシード仮面になり、セーラームーンをアシストしていた。途中で登場するアニメオリジナルの虹水晶によって自身の意思でタキシード仮面になることができるようになる。
あと原作だと特殊能力をいくつかもっていて、ちょっとしたケガを回復させたり結晶化してしまった部下と会話できたりする。
ついでに書けば、2期のブラック・ムーン編で原作はうっかり洗脳されやがりましたが、アニメでは洗脳されることなく味方サイドに最後までいたよ。とここまで書いておいてなんですが、まもちゃんは5期までの活躍を振り返ってみるとですね。
1期→原作・アニメともに終盤で洗脳されて、セーラームーンの特攻にやられる。まもちゃああああん!
2期→原作では終盤にブラックレディに洗脳されて、プルートの禁断技のおまけ作用で洗脳から解放。まもちゃああああん!!アニメでは洗脳はされずにちゃんと終盤も活躍。ブラックレディ(ちびうさ)を説得したしね!
3期→珍しく最後まで味方だったYO!原作では終盤、ミストレス9に魂を抜かれたちびうさの命を守るために自身の特殊能力を使った。
4期→敵にもならなかったけど、うさぎと一緒に呪われて小さくなったり弱ったりしている。まもちゃあああああん!!!!
5期→冒頭で早速消 さ れ る。終盤にお久しぶりっすと登場もやっぱり敵サイドという話。もう最後の最後までこうかよ!!と読者の涙を誘う。といってもこの最後の5期はいろんな意味でえぐいターンが続く(というかえぐいターンしかない!)ので、ぶっちゃけまもちゃんが敵になってしまうのも仕方のない話なのではあるが。まもちゃああああん!!!!!
というわけで、正直な話、お前がヒロインか。という展開の原作まもちゃんですが、アニメのまもちゃんはそれなりに活躍していたように思うので、今度のアニメでも清く正しく美しく活躍してほしいなと思います。というか、原作では3期以外ほぼ駄目じゃないか…。ただし、原作のまもちゃんは物凄く色気があり、女性に物凄くもてそうな感じである。
いい設定も多かっただけに、原作は色々ともったいなかったと私は正直思う部分。もっと活躍してほしかったわ…。

ただし、今アニメを見てタキシード仮面のターンで笑わない自信がない。むしろすごい笑いそう。


3.銀水晶の誕生がちょっと違う。
主人公のうさぎの銀水晶の設定はほぼ一緒で、愛する人(衛)が自分を守って倒れた際にうさぎが流した涙が銀水晶を誕生させる。
原作ではセーラームーンの涙がそのまま銀水晶になる。
アニメでは虹水晶という銀水晶が7つにわかれた水晶があり、それぞれが妖魔から抜き取られ、セーラームーン、タキシード仮面、ダークキングダムがそれぞれ持っていた虹水晶がセーラームーンの涙に呼応して集まり、銀水晶になった。
ちびうさのアニメの銀水晶の誕生とどうセーラー戦士になれたかが思い出せないけど、原作ではセーラープルートが死んでしまった際に、ブラックレディだったちびうさがプルートの名を叫んで涙し、それが銀水晶となりちびうさがセーラー戦士となった。
原作では愛する人(愛の形はそれぞれ違うけど)を失う悲しみが無限大の力をもつ銀水晶を誕生させるきっかけとなるのはなんとも皮肉な話。


4.敵サイドが丁寧につくられている印象。
敵サイドの設定が原作だと1話限りですぐに出番終わり!(倒される)っていうキャラクターも、アニメだと長く登場しているキャラクターも多い。
1期:四天王→ここは原作もアニメも正直な話救いはない。原作では全員がセーラー戦士たちに倒されてしまい、結晶化してしまう。アニメはそれぞれに処刑されちゃったり敵同士での裏切りだったりで死んでしまう。結晶化はしなかった。四天王の設定は原作のほうが良かったかな。
2期:あやかしの四姉妹→原作だとそれぞれが1話限りの登場。火属性のコーアンがレイ、水属性のベルチェが亜美、嵐属性のペッツがまことを捕獲し、ルベウスが未来のブラックムーンのアジトへ浚っていくが、捕獲時にセーラームーンに倒される。カラベラスは…まあセーラームーンに倒されたわ。で、アニメだとコーアンが最初に浄化されて人間になり、ベルチェはコーアンの必死の説得もあって浄化されて人間になり、カラベラスとペッツもコーアンとベルチェの説得もあって一緒に浄化されて人間になった。ちなみに、原作だとそれなりに仲が良かったのに対して、アニメだと人間に浄化される前は仲が悪かったという違いも。
2期:ルベウス・エスメロード→正直ここは救いがなかったなぁ…。原作でルベウスは「こんな組織やってらんねぇわ」って抜け出そうとしたのをワイズマンに消され、アニメでは自身の要塞でセーラー戦士を迎え撃つも失敗して要塞(確かエスメロードの力を借りて逃げようとしたもののエスメロードに見捨てられる)と共に死亡。エスメロードは原作だとセーラームーンにあっさりと倒され、アニメだとワイズマンにドラゴンにされてしまってやっぱりセーラームーンに倒される。
2期:サフィール→原作でもアニメでも邪黒水晶のピアスを身につけていないが、原作では終盤にワイズマンに操られてそのピアスを身につけるようになり、それによってサフィールの意思はなくなったことに気付いていたデマンドに倒される。正しくは、ワイズマンに正気だったデマンドを殺すように指示されて攻撃しようとして返り討ちにあった。アニメではワイズマンに操られることはなく、システムを破壊し、一旦は負傷し、逃げるもののワイズマンによってデマンドの目の前で殺される。
2期:プリンス・デマンド→原作ではやけくそになって世界を破滅へと導こうとし、止めようとしたセーラームーンに倒される。アニメではセーラームーンを庇ってワイズマンに殺される。
2期:ブラック・レディ→原作では自身が月の一族の正統な後継者ではないと周囲に言われていじめられていたことや、拠り所であったプルートがキングに自分には見せた事がなかった笑顔をみせていたのをみてしまった動揺から、時空で迷子になってしまい、そこをワイズマンに付け入られて洗脳され、アニメでは両親の厳しい叱責が自分は両親に愛されていないと思い込んだ点などもあり、自身の罪悪感も伴ってワイズマンに洗脳され、原作ではプルートが禁断技を使ったことによる絶命の際の声かけで洗脳がとけ、アニメではうさぎと衛(クイーンとキング)の呼びかけで洗脳がとける。洗脳のきっかけと洗脳から解放されるきっかけが一緒というのは統一されている。原作ではうるさい玩具と壊したルナPを、アニメだと私だとわかってくれたのねとルナPを抱きしめ、額が月の模様からブラックムーンの模様になったルナPを自らの武器にして戦った。あと、原作では自ら巨大化させた邪黒水晶を打ち込み、アニメでは違う人が打ち込んだ邪黒水晶にエネルギーを注いで育てていた。自ら打ち込んではいなかった。
3期:土萌教授→原作では自らダイモーンになりセーラームーンに倒され、アニメではほたるの命を守るためにダイモーンの卵に憑依され、ウラヌス・ネプチューンとの戦いの際に、ウラヌスのスペースソードで卵と分離・破壊されて人間に戻る。
3期:ウィッチーズ5→原作ではセーラー戦士に倒されるが、アニメでは同士討ちや自滅で倒れる。アニメ版は地味にミメットの最期が怖い。テレビの世界の閉じ込められるって…。
4期:アマゾントリオ→虎と鷹と魚。なんというか、虎と鷹はともかく魚…。さておいて、こっちは原作だとすぐにあっさり倒されるけど、アニメでは結構活躍していた。
4期:アマゾネスカルテット→こっちは逆にあまり覚えていない。
5期の記憶はほとんどないので割愛。


5.オリジナルの敵も個性満載。
1期:妖魔7人衆→銀水晶を7つにわけた虹水晶をそれぞれが身に宿し、妖魔の力を抑え込んでいる。抜かれると妖魔になってしまうが、セーラームーンのムーンヒーリングエスカレーションで人間に戻れるようになった。
1期:DDガールズ→ダークキングダムの根城を守る5人組。全滅するもセーラー戦士4名もここで相打ちになっており、視聴者とりわけ子供に大きなダメージを与える。つーか、私も泣いたわ。
2期:エイルとアン→2人でエイリアン。1期で全員死んでしまったセーラー戦士たちが再びセーラー戦士として目覚めていくきっかけとなる。2人は宇宙を彷徨って地球にやってきたが、最後には再び宇宙へと旅立っていく。
3期以降はこうしたオリジナルの敵はいなかったと思う。

雑魚敵はアニメは個性いっぱいだったけどね!


6.外部3戦士の武器・タリスマンの設定?が若干違う。
原作では登場と同時にすでにウラヌスはスペースソード、ネプチューンはディープアクアミラー、プルートはガーネットオーブを持っていたが、アニメだとウラヌスとネプチューンはそのタリスマンを探していた。
タリスマンは選ばれた者の魂に宿っており、その魂の持ち主が犠牲になると解釈していたが、実際にはウラヌスとネプチューンにそれぞれ宿っており、ネプチューンがウラヌスを庇って魂を抜き出された際に、自分たち自身の魂に宿っていることを知ったウラヌスもまた魂を自身の手で抜き出して(魂を抜き出す銃を自分に撃って)倒れる。その際にプルートが登場し、魂とタリスマンを分離させて、2人の魂をもとに戻し、タリスマンはウラヌスとネプチューンの手に渡った。
原作ではタリスマンが共鳴すると、禁断の戦士セーラーサターンが誕生し、世界が滅ぼされるとされていた。アニメだとどうだったんだろう…。


他にも色々と違う点(2期でセーラー戦士がさらわれる原作と、さらわれることはなかったアニメ、プルートの禁断技・絶命とか、ウラヌスの両性具有設定などなど)はいっぱいあったけど、大雑把にみただけでもこれだけ違うもんなんですねぇ…。