政府が、従来の保険書を廃止しマイナンバー保険書に統一することが可決されたので、止む無くマイナンバーカード申請をした方もいると思われる。

 私たち夫婦もその口だ。

 最初は選択を自由としていたのに、マイナポイントという撒き餌にも食いついてこない人達が多数いることに業を煮やし、この度の暴挙に出たものと思われる。

 然もマイナポイントGETの期限を、当初R5年3月31日と決めたにも拘わらず、期日をR5年5月31日、更に延長してR5年9月30日までとしたのには、国民の同意が得られない事への、政府側の焦燥が透けて見える。

 卑怯なのは、マイナ保険書を持参しない場合の治療費が余分に何ポイントか加算され、歯牙治療のように1か月間に何度も足を運ばなければならない場合、都度マイナ保険書を持ち歩かなければ、毎回治療費を加算されるというシステムだ。

 こんな卑劣な手段に出られれば、持病もちにとっては、その意思に反して加入せざるをえなくなる。

 それがここへきてどうだ、毎度夕方のニュースを騒がせるのは、マイナンバーカード使用時の失態ばかり聞こえてきて、他人の住民票だの、印鑑証明迄が間違って交付されるという事件が目白押しだ。

 自分の個人情報を、誰かに悪用されたらどう責任を取ってくれるのだ。

 AIなど全然万能ではない。

 AIを、一人一人に紐づけされてないデータの処理に使うのは一向に構わないし、宇宙規模の解析にはむしろその方が生産性も向上するのだが、政府が何度も言うように、個人の資産との紐づけでは無いと言いながら、申請時の条件に公的年金の受取口座を指定させるというのは、既に紐づけを意味している。

 政府の杜撰な管理によって生じた誤謬を悪用する奴が絶対現れる。

 その時になって、政府は本当に国民を守り切れるのか?

 何なら今からでも遅くはない、マイナンバーカード制度を撤回して欲しい。

 国民のどれほどの方が、そう思っているかが知りたい!!