クリスマスなんてすっかり忘れてた・・・
なぁんか、1人取り残され世間はクリスマスに年末に。。。
って浮足立っているように見えた
私は、少しずつ家事にも慣れ自分の時間を僅かながらとれるようになった
妹も冬休みに入り、手伝ってくれるので有難い
家事と病院と勉強に追われ、1日が本当にあっと言う間に過ぎて行った
母は、入院してから安心感からか食欲も増え一緒の部屋の人みんなが前向きなのもあり
良い入院生活を送っている
だが、食欲が増えたのに母は見るたびに小さくなっていってる気がした
お腹は、妊娠8か月ぐらいに膨れ上がっている。。。
12月25日世間はクリスマス一色。。。
母も入院食にケーキが出て喜んでいた
喜ぶ顔も早々に検査結果を家族に話したいと医師から連絡を受け
妹、母、父、私と医師のもとへ向かった
私は、初めて母の内臓写真をみた。。
唖然とした
肝臓の至る所に影があるのがわかった
検査の結果、医師の答えは。。。
すい臓と卵巣のどちらかではないかというものだった
翌婦人科の検査次第だという
腹水を何とかするため、点滴などの治療をしていくことが告げられた
お正月は、外泊できるようにこの数日で何とか治療法を見つけていくとのこと
先生の説明を聞き父以外は母の部屋に戻った
父と先生で数時間話していた
話し終えた後の父はどこか空元気だった
そんな父の態度に一番敏感なのは母。。。
母も、頑張って笑顔を作っていた
入院が決まった日
父は医師から『覚悟はしてて下さい』と言われていた
父は、隠し事はしない人なので、母以外の家族はみんな覚悟している
勿論、母も気付いているだろう。。。
入院セットの中に、レターセットが入っていた。。。