小麦色の肌を持つお人形は、
独特の趣があって、普通の肌色の
人形とは違る魅力がある。
色々な「日焼け肌」の着せ替え人形が
ある中、わたしが最もコケティッシュだと
思っているのが「サンサン・エリ」である。
エリドール自体、日本でのみ販売された
特殊な位置付けにあるマテルの人形だが、
サンサン嬢は更に稀な存在だ。
先ず、ネーミングが可愛らしい~。
日焼け=太陽=Sunも連想出来るし、
発音してみると、日焼けを意味する
「Suntan」にも近い響き。
人形本体、頭部はノーマルな
「イキイキ・エリ」と全く同じ。
ボディはイキイキ...の様な
特殊ボディではなく、先に米国で登場した
日焼け肌のバービー、「マリブバービー」と
同じ物が使われている。
エリは日本向けのフレンドだけあって、
丸顔に大きな瞳、少女漫画のヒロインの様な
日本人好みの可愛らしさを持つ人形である。
それまでのバービーの世界観からすると
浮いているというか、ちょっと異質な
存在ともいえる。
わたしが自分が子供の頃に持っていた
着せ替え人形を新たに探し求め始めて
いく内に、現体験のないこのサンサン・エリを
知ったのだけれど、探せど探せど巡り合えなかった
着せ替え人形No.1でもあった。
いいなあ、ほしいなあと心に秘めること十数年。
♪出会いは~スローモーショ~~ン...じゃなくて
とあるフリーマーケット会場だったのだが。
...あれはもしや!いやまてよ!?...
わたしの目に飛び込んできたのは、
頭は紛うことなきサンサン・エリでありながら、
その体は「リカちゃん(初代)」という衝撃的な
姿だった。
頭と体が別(すげ替え)っていうのは、
古い着せ替え人形にはよくある事だが、
それでもやっぱり強烈だったわあ。
そんな訳で、後からマリブバービーのボディを
探してくっつけてあげたので、ここでお披露目
しても違和感はない、筈...。
手の造形が粗いメキシコ製かなんか
だけど、へっ、わかりゃしねぇぜ。(雑)
べっ、別に手先を隠す為に白手袋はめてるんじゃないんだからねっ!...
ちょっとぉゆうさん、マリブバービーのボディとは
違うんだけどっ!とか言われたらどうしよう。
(当時のままのサンサンをお持ちの方
ご意見お待ちしてます)
よく見ると、睫も一部抜けちゃってるし、
整えたつもりのツインテールも
綿菓子みたいに広がってるしで
完璧な状態ではないのだが...。
しみじみ眺めてもやっぱり可愛くて
わたしゃ満足である。
デジカメの露出とか研究中です。やっぱ屋内撮影は難しい?
日焼けは悪(美白は神)な定義は
人形の世界にはあてはまらない、
とあらためて思わせる
サンサン・エリ嬢の巻、ここに完結。