マッケンジー法での症例報告です

今回は、40代男性、飲食業
3年前に自転車での事故を起こしてから、頚痛、両前腕の痺れ、両手の握力が落ち握る動作がやりにくいと言うのが主訴です。

詳しくお話を聞くと、3年前の事故直後から両手が痺れ、色々な治療を受けたがあまりよくならず現在まで来ているようです。

ベースラインは両手の機能を100点満点で評価してもらい、初回は60/100点とつけてもらいました。

姿勢は、非常に悪いです。
理学所見は、伸展・屈曲方向は軽度の制限、左右側屈が中等度の制限で痛みはありませんが可動域が少し悪いようです。

マッケンジー法は、伸展方向から攻めるのが原則です。
まずは伸展負荷を行っていきました。

2回目の効果判定は、62点!
少し首が軽いかな?と言う位の評価

今回も負荷を上げて伸展を攻めきります!

3回目の効果判定は、64点!
少しずつ良くなっている感がある?!

うーん。私的にはちょっと不満足な感じなので

伸展もやりきった事ですし、次は側方原則で制限の強い左側屈を行いました。

初めは、硬く動かしにくそうです。

やればやるほど可動域が増えていきます。
本人も今までにない感じと実感されています。

検査後点数を聞くとなんと

「120点!!」

おー100点を超えた!

劇的変化!!

犯人は側屈だったのですね!

何年も苦しんでいた首の痛み、両手の痺れ
あきらめかけていた症状が良くなることは素晴らしいことですね。

4回目の効果判定も「120点」
今までできなかったことが沢山出来るようになったとの報告。

このまま、続ければもっと良くなりますよ!とお話し終了。

皆様も、その痛みあきらめていませんか?

マッケンジー法は、魔法ではありませんが、このように劇的に症状が改善することもあります。

まずはご自身が良くなりたいと言う気持ちが大切ですが

「身体でやる気を迎えに行く!」

やり始めないとやる気は出ません。

実際に体を動かして、何かをし始めてからやる気がついてくると言うのは脳科学の実験でも証明されています。

治らないとあきらめている方、何かをやり始めましょう!!