症例報告8
大胸筋部の痛み

大相撲力士
稽古中に相手を受け止めた際に大胸筋部を痛めたとの訴え。

エピソードもしっかりとしてそうだし、今回は間違いなく大胸筋の損傷かな?(^_^*)

昨年3月に頚椎後縦靱帯骨化症の手術をされていることもあり、
頚椎のチェックは必要です。

昨年の12月より完全復帰
術後の頚椎の状態は?との質問に
100%OKですと。

手術前が30/100だとすると
術後は100/100と
手術の評価はパーフェクト!!

現在、頚椎は全く問題なしとのことでした。

ベースラインとしては、
・重いものを持つと痛い。
・肩を回すと痛い。
・VASは5〜6/10
肩関節の可動域は、屈曲が軽度制限と大胸筋の痛み(+)、伸展が中等度の制限と大胸筋の痛み(+)、外転が軽度の制限と大胸筋の痛み(+)
頚椎は伸展時に軽度の制限とつっぱり感を訴えます。

こちらをベースラインと設定しました。

姿勢は、かなり悪いですが、姿勢の評価で変化はなし。
写真1

とりあえず、頚椎をクリアにしようと伸展をフルレンジで行ってもらいます。

最近手に入れたアイテムを駆使し攻めます(^。^)
写真2

ベースラインチェック!あれ!良くなっている・・・

お互いに
犯人は頚椎かー!と目を合わせ驚き(*⁰▿⁰*)

本人には、手術は他力で良い結果が出たので
今度は頚椎にストレスを極力かけないように
自力でコントロールしましょう!
と話をして、終了となりました。

いよいよ明日から大阪入り、当院に通院している力士の方達へ
東京から応援していますよ!

怪我なく最高のコンディションで最高の結果を!

最後に、胡座をかく事が多いので、座り方の指導をして終了です。
写真3

今回も写真掲載と症例報告の許可を得ています。