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注意ご注意ください注意

公証役場での会話は録音データなどがないため

私のメモ書きと記憶を元に会話を再現しています。

私の認識誤りなどで誤った情報を書いているかもしれません。

また、日本全国すべての公証役場がこのような対応ではないと思います。

あくまでも一例としてお読みください。

ちなみに私はこの公証人、嫌いじゃないです。むしろ好き。

 

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続きです『公正証書作成③ 公証役場を追い出される』最初から読みたい方はこちら → 離婚騒動編サクッと読みたい方はこちら → 離婚協議編 ご注意ください公証役場での会話は録音データなどがないため私のメモ書きと記…リンクameblo.jp

 

 

準備の足りない私たちに公証人が言い放つ。

 

お聞きする限り、合意に至っていないようですね。

ここは協議する場ではありません。

本日はおかえりくださいむかっ

 

ちょっ、ちょっと待ってください。

失礼はお詫びします。

 

もう少しお話しを聞いていただけませんか!?

 

いえ、今日はもうやめた方がいいです。

今日無理して合意しても、いざ書類が出来上がったときにまた覆るかもしれない。

 

一度持ち帰ってきちんと合意してからのほうが良いです。

 

確かにそうだ。

ここで夫を説き伏せたところで、2週間後、公正証書受け取りの時に合意されなかったらすべてが台無しだ。

 

 

…わかりました。

いま合意できていないのは夫から私へ渡す金銭での財産分与だけです。

その点は持ち帰って、合意してきます。

 

このほかに確認しておくことはありますでしょうか?

次回の予約の際に不備や不足がありますと、また無駄にお時間を頂戴することになります。

今日、この場で確認できることは終わらせてしまいたいのですが…。

 

そうですね、旦那さんが所有する家に奥さんとお子さんが住むことに関しても公正証書に残しましょう。

この期間の住宅ローン、固定資産税などの諸経費はどちらが持ちますか?

 

それは私が。

 

夫が手を挙げたのですんなりと決まった。

 

 

わかりました。確認は以上です。

あとは金銭での財産分与額がわかれば書類作成に入れます。

近日中に来庁していただくか、電話でお知らせください。

 

ありがとうございます。

ではお電話でご連絡します。

次回、書類受け取り日の予約はそのままキャンセルなしでお願いします。

 

わかりました。

 

 

深々と頭を下げ、公証役場を後にする。

 

建物から出た瞬間、夫を睨みつける。

 

何してるの?むかっむかっ

合意内容をここで覆さないために何回、何時間話し合ってきたと思ってるの?!

 

だって…

 

だってじゃない!

納得できていないんだったらここでいうんじゃなくて、話し合いで言ってよ!

 

でもせっかく専門家に話が聞けるチャンスなんだから…。

 

専門家なら弁護士がいるでしょ?!

公証人は書面に起こしくれるだけで、相談には乗らないって散々言ったじゃない。

 

……。

 

空気読め!

それに、もう少し頭使って考えろ!

今から話し合いして、決着させるから。

 

 

自宅に移動し、再度話し合いを行う。

 

もう何度同じ話し合いをしたんだろう。

 

書き起こすのも面倒だし、読んでいる方も辟易だろうから割愛するが、

ズルイだの、端数をまけてくれだの、面倒くさいことこの上なかった。

 

持ち帰りとなっていた長女の進学資金の件も、私が受け取り管理することとなったので、結果として私が受け取る金額が増えた。

やっと話し合いを終え、公証人に電話をした。

 

先ほどは大変失礼いたしました。

財産分与について合意が取れましたのでご報告です。

 

早いですね。

覆りませんか?

 

大丈夫です。

念押ししましたから。

 

夫から私への財産分与の額を伝えたところ、意外な反応をした。

 

お!増えましたね!

 

電話の向こうの公証人の声が弾んでいるように聞こえた。

 

(もしかしたら私のこと応援してくれてたのかな…?)

と若干気持ちが和らいだ。

 

公正証書を作りなおしたので手数料が5000円ほど上がったから、それを喜んだのかもしれないですけど(笑)


こうして公正証書の作成が完了した。

あとは2週間後に受け取りに行くだけだ。

 

続きます

 

 

 

身バレ防止のためフェイクを入れてます。

多少つじつまの合わない点がありますが、ご容赦ください。