9年前僕は
ひょうたん型の池のほとりの
小さなベンチで
薄曇りの秋空を
色づいた木の葉の隙間から見上げながら
この空気と全く同じ肌の感覚を得ながら
世界に溶け込むような幸せを感じていた。
あのとき
この幸福感を
手を伸ばし掴めると思っていた。
手を伸ばして握りしめた。
だけど僕の手のひらは空を切った。
いや違う。
あの時僕は明らかに、折れた。
自分のしてることが間違いだと気づいた。
そして初めて、遊んでみた。
稚拙な遊びだった。
最後のつもりであれを作った。
うらぶれたcafeで一枚一枚貼り付けた。
唯一残したもの。
無意味なもの。
紺色の小さなファイル。
思い出した。
あのときのあの空気。
あの心地よい挫折。
1999年秋。
幾本もの飛行機雲の交わる空の下で。
あのファイルは人にあげて手元にない。
当時なにかと支えてくれた人がおり
作ってすぐに郵送した。
そしたらある寒い朝、家の前に立ってた。
生きてるか心配だったらしい。
(つまり自殺してるんじゃないかとw)
僕、そんなにヤワじゃないですから。
もしあのまま
あそこに居場所を見つけて
居続けることができたなら
そう思いながら抱く感情は
後悔ではない…
もうひとりの自分がそのような道を歩み
燃焼し輝いている人生を送っている
そんな途方もない空想と生々しく出会える
ちょっとした喜びと
それをイメージできるということは
彼に追いつくことが
必ずしも不可能ではないという意味を持つ
そんな希望がついてくる。
ひょうたん型の池のほとりの
小さなベンチで
薄曇りの秋空を
色づいた木の葉の隙間から見上げながら
この空気と全く同じ肌の感覚を得ながら
世界に溶け込むような幸せを感じていた。
あのとき
この幸福感を
手を伸ばし掴めると思っていた。
手を伸ばして握りしめた。
だけど僕の手のひらは空を切った。
いや違う。
あの時僕は明らかに、折れた。
自分のしてることが間違いだと気づいた。
そして初めて、遊んでみた。
稚拙な遊びだった。
最後のつもりであれを作った。
うらぶれたcafeで一枚一枚貼り付けた。
唯一残したもの。
無意味なもの。
紺色の小さなファイル。
思い出した。
あのときのあの空気。
あの心地よい挫折。
1999年秋。
幾本もの飛行機雲の交わる空の下で。
あのファイルは人にあげて手元にない。
当時なにかと支えてくれた人がおり
作ってすぐに郵送した。
そしたらある寒い朝、家の前に立ってた。
生きてるか心配だったらしい。
(つまり自殺してるんじゃないかとw)
僕、そんなにヤワじゃないですから。
もしあのまま
あそこに居場所を見つけて
居続けることができたなら
そう思いながら抱く感情は
後悔ではない…
もうひとりの自分がそのような道を歩み
燃焼し輝いている人生を送っている
そんな途方もない空想と生々しく出会える
ちょっとした喜びと
それをイメージできるということは
彼に追いつくことが
必ずしも不可能ではないという意味を持つ
そんな希望がついてくる。