今日は、かの名作のお話です。

より映画を知る人にとっては、ベタベタでこっぱずかしいという評価も耳にする作品。

僕がこの映画と出会ったのは、ミレニアム(古)のある日のことでした。

春先のことだったと思います。
3ヶ月の海外滞在から帰ってきて
僕は山と谷川に挟まれた小さなアパートに幽閉されておりました。

午後の日差しに軽く蒸せた畳いぐさの香りと
富士から流れ出る雪解けのせせらぎの中で
猫さながら、ごろごろと転がって
逆さまにテレビを見たり、ザッピングしたりしておりましたら
唯一こよなく愛するテレビ局「テレ東」にふとチャンネルがあいました。

そのとき、テレビの中のアルフレードがつぶやきました。

「アブラカダブラ…」

窓の外、建物の壁を浮遊する画面。

(…これは、物語のための物語だ)

そう直感しました。

最後の場面を見終えて、畳の上で逆さまになって泣いていました。

こんなことをする物語があるのか。
ショックでした。
こんな僕にも、届く物語があるのか。

(´∀`)<ちょ、こっちこいよ…

物語がそう言ってくれてるのか?

そんなひとつの転機ともなる出来事でした。

未見の方は少ないかもしれないほどの有名な映画。

でもあえて言いたい。
この映画、人を選びます。