今日は大好きな映画の話

むかし、高校生のとき、深夜のBSで「罠」という作品を目にしたのが始まりでした。
「罠」とは、私立探偵濱マイクシリーズの3作目です。
人が人を救う、それが罠…そのフレーズに何かが引っかかっていました。
その後何年も経ち、ある日近くの駅下でレンタル落ちの3部作を入手。
全作品を見て、この濱マイク3部作が僕のフェイバリットのひとつ?となりました。
世間的にはあんまり「最高!」という人は少ないのですが、僕にはツボなんです。
難しい話じゃなくて、ただただツボなんです。異論は受け付けませんw
内容はキレイな話ではありません。
どうしようもない鬱屈したものがあります。
でも“手法”としてそれを軽やかに飛び越えます。
それをオシャレという人もいますが、僕はそうは感じませんでした。
飛び越えられてない何かが画面から滲み出てる気がして。
レンタル落ちの荒い画像なだけかもしれませんけど。
後にテレビシリーズにもなりましたが、そっちは見てません。

1作目『我が人生最悪の時』
全編モノクロで撮られています。
横浜の街の裏で蠢き、どこからかやってきて、人知れず消えて行く。

2作目『遥かな時代の階段を』
打って変わって鮮やかな桜咲き乱れる横浜。
移り変わる時代の中の異物を通して描く流転。

3作目
『罠』
物語の終末のための物語


未見の方は一見を。
期待してなければもしかしたら、ツボかもしれません。

林海象監督の以後の作品には興味をそそられるものはありませんので
これもいわゆる、奇跡的な作品かもしれません。

脚本は林海象氏と天願大介氏であります。