『カクシンハン版 リチャード三世』プレ公演も閉幕し、本公演も開幕し、今は本番を重ねながらPOCKET HISTORY『ヘンリー六世 三部作』の稽古を進めております。
小劇場ロングラン公演のため、既にカクシンハンとしては最多に迫るお客様からのご予約をいただきながらも、ここに来てまだ全公演客席に余裕があります!これは見逃して欲しくない!もったいない!ということで少しオススメをさせていただくことにしました。
■「さあ、俺たちの不満の冬は終わった…」
フランスとの百年戦争からイングランド国内での薔薇戦争までの、血で血を洗う王権争いが漸く集結し、正統な王位継承者のヨーク家の長男エドワードが王位についたところから『リチャード三世』の戯曲は始まります。
だが醜く産まれた三男のリチャードはようやく訪れた平和に満足できず、自分の心を満たすべく王位を目指して動き出していきます…
■奇跡的な怪優の当たり役
とにかく今回はリチャード三世がどうやら河内大和の当たり役らしく、舞台を好きだという人は是非この怪優の当たり役という奇跡を目撃していただきたいですし、舞台を観たことない方は体験したことないような魂を揺さぶられる経験をしてみてほしいと思っています。
しいたげられながら世の中に対して復讐してやるという強い決意を持ち、行動力と周囲を巻き込む強い影響力を持ちながら、人間として何かに欠けているリチャード三世の悪童ぶり、その暴虐ぶりと憎めなさを両方あわせもった今回の河内さんは、今までの河内大和ともまたひと味違います。多くの人が戯曲を読んでイメージするリチャード三世像にこれだけ近づく『リチャード三世』の上演は、なかなか見られないのではないでしょうか。
■岩崎MARK雄大、初の女性役。
カクシンハンでは性別を超えたキャスティングは売りの一つですが、今回私は初の女性役をいただいて、悲運の王妃エリザベスを演じさせていただいております。
性別を超えて演じるからこそ出るスケール感や面白味を感じていただければ幸いです。
回を重ねるごとに女性メイクにも少しは慣れてきた…かも?
■衣装、舞台装置、映像、シャープな演出
今回も衣装はヨーロッパのコレクションに登場しそうなクールでスタイリッシュな衣装を手掛ける麻耶さん。舞台装置は今回はじめてお迎えする、先日舞台美術で読売演劇賞を受賞なさった文学座の乘峯雅寛さんのデザイン。映像はカクシンハンでは毎度おなじみ、日本の舞台映像の最先端を行く奥秀太郎さんのチームより松澤延拓さんのデザインでお送りしています。
『リチャード三世』の物語を強烈に印象付け加速させていく、カクシンハン特有のシャープでウィットを効かせた切り口の演出もお楽しみいただけることと思います!
■舞台映像を交えた予告編公開!
舞台映像を交えた特報映像もお作りしました。
映画の予告編のようなものです。
是非こちらだけでもご覧下さい!
■レビュー
舞台をご覧いただいたお客様からの生の声もたくさんいただいております。
ご参考にご紹介させていただきます。
■まだまだ空席はございます!
小劇場のお席は限られています。ですが今回はロングラン公演のため、まだ各回お席がございます!もう席がないのではないか…などと臆せずに、是非ご予約のご連絡をください!
公演詳細はこちら!
まだまだ沢山のご来場をお待ちしております。
どうぞよろしくお願いいたします!
◆岩崎MARK雄大◆
■おまけ「カクシンハンとは?」