2026/10/18
⚠️ネタバレ注意⚠️
午前中、大学入試を終えた僕は、現在公開中の
映画「ママがもうこの世界にいなくても」を
友達と二人で見に行った。
映画館に到着して、
僕は「絶対泣かない自信しかないよ?」 と
調子をぶっこいた事を言いながら、
映画泥棒の映像を楽しみに待っていた。
僕は映画泥棒のすごいパルクールで
逃げるやつが大好きだ。
しかし、今回見ることは出来なかった。
少しその悲しみを噛み締めながら
いざ映画が始まった。
序盤は涙の予感も無く話が進んでいく。
しばらくして、和さんに癌が発覚したシーン。
暗くなった病院で将一さんと話して去るシーン。
僕が思ったのは『ただ、辛すぎる。』
正直その程度であった。
映画内で和さんの母と将一さんで
「なんで和さんなんだ」と語っているが、
ほんとにそれは共感した。
癌は2人に1人と言われているが、
普段何気ない生活を送る中で
意識することもほとんどないだろう。
なのに「なんで。」。
ほんとになんでなんだろうな。
答えの存在しない「なんで。」なんだろうな。
和さんの願望の1つとして、
犬を飼いたいというのがあり、
それを叶えてあげようという将一さんは
犬をクリスマスにプレゼントした。
その犬は、
偶然にも僕の家で飼っている犬と
犬種が同じであった。
それが関係あったのかはわからないけど、
僕の涙腺はそこで壊れた。
しかし、もうすぐ和さんが
亡くなってしまうことは2人ともわかっている。
そして、僕も分かっていた。
犬の寿命というのは、そう長いものではない。
僕はこのシーンで
「あぁ、もみじ(うちの犬)もいつかポッと
いなくなってしまうのかな」と
考えたくもないことだけれど、
考えてしまった。
大切な家族だから、その時の事を考えると
堪えてた涙が溢れてしまった。
そしてそこから僕の脳みそは活性化した。
僕のおばあちゃんの話になってしまうが、
僕のおばあちゃんも、
僕が小学3年生の時に舌に癌ができて、
67歳という年齢で亡くなってしまった。
早い。早すぎる。
僕はまだよく分からない頃だったから、
その時は何も理解できずに
ただ3DSを握る野球少年だった。
でも覚えている事がある。
亡くなる日、僕の親は
「ゆーだい(投稿主)、
ババ(おばあちゃん)がね、呼吸が危うくてね、
今から病院行ってくるからね、」
細かくは覚えてないけど、
そのような事を言われた気がする。
そして家を飛び出ていった。
帰ってきて、涙を流しながら
「着て欲しかった服を着せてね…」のように
色々説明してくれた。
僕はよく分かってなかったから
「うぁん。おぉん。あぁ。」みたいな
返事しかしなかった気がする。
ほんとにごめんなさい。
僕の脳みそは、活性化と同時に
その頃のそのような曖昧な記憶が
曖昧なままでも、蘇ってきた。
少しだけ映画の話に戻るが、
どんどん深刻になっていく、和さんの癌。
病院でひかりさんという人と仲良くなる。
編み物の編み方を教えて欲しいと
和さんがひかりさんを尋ねるが、
ひかりさんは動ける状態ではなかった。
暗がりに映るひかりさんの、
髪の毛が抜け落ちた頭、
カツラを取ろうと震える手は、
僕にはおばあちゃんにしか見えていなかった。
もちろん僕もおばあちゃんの
そのような様子を見たことが
あるわけでもないけど。重なってしまった。
僕は皆の気持ちになって、
おばあちゃん本人がどうだったか、
親にとってはママだから、
親もどうだったか。
辛かったんだなって。
なんにも出来なかった、
してあげられなかったことへの罪悪感とか、
今現在のお母さんの寂しさとか、
もう色んな気持ちが涙になって溢れ出てきた。
きっともう恥ずかしい年齢になってしまって、
出来ないとも思ってしまうけど、
今すぐにでも抱きしめてあげたくなった。
そこから最後まで、映画館を出たあとも、
出てしばらくするまで、
ずっと涙が止まらなかった。
主題歌の しわあわせ/Vaundy も
神曲すぎて、エンドロール中はずっと
声が出てしまいそうな程に大号泣だった。
必死に声を抑えて、涙をハンカチで拭った。
今、これを書いている僕もまた泣いている。
映画がおわり、明るくなったあと、
僕の顔を覗き込んだお相手の子は、
数滴の涙と共に爆笑してくれました。
映画でこれ程泣くことはなかったし、
これからもこれを超えるのはないと思った。
何度でも僕は泣くだろう。
幸せが消える前に、
「ごめんね。」「ありがとう。」
「大好きだよ。」と
伝えておかなきゃなって思った。