ちょっと季節はずれなのですが、キンモクセイの香りって、皆さまお好きでしょうか?
キンモクセイ、またの名をOsmanthus(オスマンサス)、中国では桂花の名で呼ばれます。
秋の残暑がひと段落した頃、さわやかな風とともに、お花を砂糖菓子にしたような甘~い香りに思わず足を止めてしまいます
見るとそこには、金色に輝く小さなお花をまとった木が
一年のうちのたった一週間だけの香りですが、待ちわびた花の時期を自らお祝いしているような甘美な香り。
その香りに感動と慈しみのような気持ちを覚えてしまいます。
「今年もこの香りに出会えた~ありがとうね」って
思い返せば幼い頃、落ちていたキンモクセイの花をたくさん集めて、水の入ったビンにぎゅうぎゅうに詰め込んで、一日のうちに何回もビンのふたを開けてはくんくんと香りを楽しんで、また大切にしまって・・・。
幼い頃のそれが、私にとっての初めての香水作りだったのかもしれませんね
そして今回創っているフレグランスのミドルノートに、このキンモクセイの香りを入れてみようかしら、と。
でも、天然のキンモクセイの香料は、そのままだと私たちが知っているキンモクセイの香りとは少し違っているんです。
花そのものを嗅いだ時に感じるフルーティーさはあまり無く、その分スモーキーさと青臭さが際立っている感じ。
これを、あのキンモクセイの木の下で感じるような、花の香りにどう近づけるかがちょっとテクニックがいるところであります。
トイレタリー製品みたいな香りにならないようにするのが私にとって大事なポイント
フルーティーさの強い、別のお花の香りを少し足すイメージでしょうか。
ニュアンスとして、ほんのちょっとの甘めのベースも必須でしょうね
うまく調香できたら、キンモクセイのかわいらしい香り、入れてみたいです
