北アルプス山行2024第1弾
1回で終わってしまいそうですが…
連日の雨での荒行でした
決して苦しのが好きとかではないです
北アルプスの嗜みのない若輩者です
1日目新穂高温泉→三俣山荘はこちら
2日目m(_ _)m
三俣山荘5時→奥黒部ヒュッテ19時頃
核心部とかっていったいなんやねん
朝日も見えないだろうから
ボケボケしてて出遅れた…
黒部源流碑の方向
沢をひたすら下り
また沢をひたすら上る
水晶小屋手前で横殴りの雨に
小屋に8:30頃着いて
凍えてる自分に気付く
雨と寒さ強風はここが一番キツかった
何か温かいもの食べないとと思い
メニュー見ると(゚∀゚)!力汁!
味噌汁に焼いたお餅2つ入ってる
食べたい!
9時〜のメニューでストーブの前で待つ
なかなか身体が暖まらない
しばらくブルブル震えてる
なるべく早く作るねって
水晶小屋の方、やさしい♥
ヤバそうなオーラ振りまいてる私
小動物がずぶ濡れで震えて固まってる
心配するわなー
これからどちらへと聞かれ
少しためらいながら小声で読売新道へ
行けんのかー行くんかー
ほんとに行くんかー心の声が…
とりあえずまず水晶岳がある
それと目の前に力汁
天気は昨日よりはマシ
奥黒部ヒュッテが今日からオープン
昨日読売新道行くって言った人には
道の状況がイマイチわからないから
やめたほうがいいって止めたのよ
今日水晶小屋に泊まった人が
すでに1人行った
私は三俣から3時間以上すでに経ち
目の前にはまだ力汁がある
これは時間のロスではない
食べると元気になれた
この前向きな気持ちはいいのだろうか
ここで諦めてもいいのにな〜
まずは水晶岳へ向かう
数人とすれ違うけど、みんな小屋方向
真っ白で見えんな
岩岩、岩岩、イワイワしてました
油断すると落ちますが
岩のほうが私は歩きやすいので
サクサク登ります
その後は稜線歩き
雨は時々パラパラあとは強風
進行方向、向かって尾根の
左側は強風が直撃するが
右側は風の音も静かで寒くない
ルートは左右交互に歩き
たまにデカい石ゴロゴロの上を歩く
赤牛岳へそんなのがずっと続く
左側歩くとガスが下から迫って
私を飲み込んで流れていく
流れ去ったあと山々が目の前に現れる
その繰り返しを楽しんでいて
動画撮ったりしてると
また凍えてきたので歩きだす
ひたすら長い稜線が続く
赤牛岳山頂手前でまた雨が…
どんどん激しくなり
それも…雷⚡️雷光ったよな…
まさか〜Σ(´∀`;)
まじですか、、、
_| ̄|○ il||li
そーいえば豪雨と言えば⚡️雷⚡️
そんなことすっかり忘れてました
ここはさえぎるもの何もない
ハイマツと岩がちらほら逃げ場がない
もうすぐ山頂
ルートは山頂へ向かう
先を急ぐかやむのを待つか
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
尾根の右側は風がないので右側へ
ルート外れ先に進めないか探りながら
目の前には雪渓が残る
ルート外れると足元が崩れやすい
多分すぐに雷は行ってしまうだろう
雨が降る中、座って待ちました
しかし、じっとしてると寒い
上体を低くしながら少しづつ進む
ほんま泣きそうでしたよ(TдT)
まじで祈りました
もう無謀な妄想計画立てません
どうかお助け下さい
必死に祈りました
こんなんで死にたくないです!
山で死ねたら本望だとか
表向きでは偉そうに言ってても
いざとなったらやっぱり死ねません
30分ぐらいでどうにか
去ってくれました。14時頃でした。。。
まさかの雷…
ってゆーか前日朝は雷なってたのに
雷のことはすっかり抜け落ちて
ほんまバカです(TдT)
雨がやみ雷鳴は遠のく
その後に広がる青空に見惚れてしまう
やべー先を急ぎます
その前に奥黒部ヒュッテの予約Tel
宿泊1名お願いしますm(_ _)m
「えっ?!今日ですか?」って
キャンセルはいっぱい出てるようで
ご飯も用意できるそうです
17時過ぎますと伝えました
が、しかし私YAMAPのコースタイム
足し算間違っていたようでした
もうすぐ樹林帯突入です
もう安心と思いきや連日の雨で
ジャングルのよう
深い水たまりはドロドロ
木も石も道はことごとく滑る
デカい木の根っこを登り、また下り
何度も何度も越えて
ロープあってもいいような危険箇所にもない
杭もハシゴも最低限だけ
まったく写真がないよ
撮りたい気も起こらない
そんな余裕がまったくなく
うっそうとした暗がりの樹林帯を
スピードあげ滑りまくりながら
ひたすら歩く
あったーこれだけ
かわいい♥
気が狂いそうになるほど
同じルーティン、眺望もない
もう着くだろうと何度も裏切られ
橋が見えた!
って思ったら白い倒木だった…。
人の声が聞こえるような…気のせい?
頭がおかしくなってるよー
18時、小屋へ連絡
電話がつながることが救い
2/8の標識は過ぎたと場所を伝えると
あと1時間ぐらいだと教えてもらい
ほっとする
樹林帯の下山は想像を遥かに超え
長くて気が変になりそうな
サバイバル訓練?
登山靴は昨日の雨ですでに水びたし
歩く度にぐちゃぐちゃ音がする
乾くわけもなく
靴下もどうせ濡れるから昨日のまま
ドロドロの水たまりを歩くのも
気にならないほど汚い
コケた時にスパッツの膝も破れてた
水晶から読売新道を先に行った人も
ストック1本折れたって
すごろくで何度もワープして
ふりだしにもどったように
同じ風景が繰り返される夢か
小屋でのこと
明日赤牛岳まで行くって言う
あんまりオススメできないんだけど…
登りなんて辛すぎ私なら遠慮します
雨でドロドロズルズル
それもピストンでもれなく
下りもついてくる
晴れたら蒸し暑くなり水分もいるが
水場はない
良い意味で…です…m(_ _)m
北海道を縦走するような単独女性らしい
夕食の時に話してそう思ったそうだ
そう言う彼は竹村新道から
豪雨と強風の中、寒くて途中で
テントのシートに使っている
タイベックシートを
切り込み入れて被って寒さをしのぎ
水晶小屋まで行ったと言う
裏銀座コースで低体温症の人が何人もでて野口五郎小屋で収容されたようだし
近くてもコースによって全然違う
こんな日に奥黒部ヒュッテに集う人々はやっぱちょっとおかしいかも
私はそんな人々が好きだ