母が亡くなり、数週間。

帰宅した私は実感もないまま、日々は過ぎていきます。


 今日スマホの伝言メモを削除するために、確認していました。一番下に「実家」の文字が。


それは2年前の今日、お母さんからのものでした。私が母の日・父の日のプレゼントで鰻を送り、そのお礼でした。


 「お母さんです!」元気な懐かしい声。 

伝言メモに慣れない様子で、少しおどけた母が可愛らしくもありました。


たった25秒。 

されど25秒。


 嬉しさからの悲しさ、寂しさ。

泣いてしまいました。


本当なら、今年もお父さんとお母さんが揃って、笑顔で鰻を頬張るはずだったのにな。。

そんな気持ちを拭えずにいます。