高市総理大臣、トランプさんを一生懸命おもてなししておりましたね。
就任間も無くの大仕事ですから張り切るのもいいんですが、「パートナー」ではなく明らかに「娘」になっちゃってましたね。
これからタフな交渉を始めるのですから、でっかいフォードの車を愛でるんじゃなく、
「日本の道路事情がわかってないからアメリカ車が売れないんですよ、そういうところですよ。」
と言って欲しかったなあ。
さて、中之条ビエンナーレ。
終わってからだいぶ経っちゃったですが。
こういった大きなアートイベント、リアルタイムに書ければいいんですが、どうしても後手後手に。
事後報告として聞いてくださいませ。
なぜか雨の多かった今回のビエンナーレ巡り。
珍しくいいお天気!
しっとり静かな沢渡温泉、風が気持ちいい!
さっそく元民宿、「かどや」へ。
入り口からして非常にアヤシイ!![]()
ほんとにこっちでいいんだよね、という匂いプンプン。
その奥には、なんとも風情のあるお家の中。
どこからアートでどこまでがアートでないかが判別しづらい、室井悠輔さんの「明るい『間』」
民宿の中を整理し、すっきりしつつも人のいる気配があります。
間取りを見ると、意外と経営者のすまいエリアが広かったり、せまいスペースにうまく部屋を配置したり。
たしかに旅館と違って、民宿はそこが家の人が多いんだから、第一に家族、第二にお客さんだもんなあ。
こんどは元旅館の、沢渡館。
地下に行ってビクッ
パット・ファン・ベッケルさんのビデオインスタレーション。
ちょっと驚かさないでよ。
家に上がると、静かな白い世界。
カリン・ファン・デル・モーレンさんの「いのちの道具:一本の糸から」
2階には、櫻井隆平さんの「Shapes of Transition」
なんか、かわいいのがいる。
廊下には、おじさんお昼からビール飲んでる。
お隣のお部屋は、生活感たっぷり。
おじさん、連泊だろうなあ。
相当寝坊した感が漂います。
これもさきほどの「かどや」と同じく、人の気配を感じます。
急勾配の坂道をのぼり、お堂に出ます。
沢渡館にひきつづき、カリン・ファン・デル・モーレンさんの作品「いのちの道具」
竹でできた巨大な針なんだそう。
あ、この穴は糸通しなのか!
やはりこの地域も、六合とおなじく養蚕業が盛んだったエリア。
その歴史に触発されて作ったのだそう。
でもぼくは、Googleマップの「ピン」に見えちゃったんだよね。
ここから見る沢渡の景色、そして風は格別。
忘れないようにマップにピンをつけちゃいたいなあ、というのが、ぼくの勝手な解釈。
さて、沢渡ギャラリーには妙なものが部屋にあります。
というよりも、部屋に部屋?
お部屋の寸法が直接書かれてます。
こたつも。
そして建物の地下に入ると、ちょっとしたスペース。
なんにもないなあ。
実は、ここにあったお部屋の「寸法」を上の階に移築したのがこの作品。
鮫島弓起雄さんの「そこに在る、見えない生活」
沢渡の作品、みんなアプローチは違えども、みんな「人がいた空気」を表現してるような。
今は人の少ない、静かな温泉街ですが、賑わっていた時もあるわけで。
豪華ないまどきのホテルもいいけど、沢渡の旅館にも泊まってみたくなったなあ。
ちょっと移動して、伊参エリアでみていないところを巡ります。
大きな庭園!
中之条ガーデンズ、いつ来ても気分いいねえ。
おっきりこみの定食もおいしいし。
ほうとうに近い料理の、名物おっきりこみ。
ここはしょうゆ味でしょう!
しかもご飯もついてきて、大満足、というか、満腹。
うう、これは歩いておなかを動かさないと。
あ、さっそくいた。
ここにも!
滝にも!
いっぱい座ってるし。
浅野暢晴さんといえば、このトリックスター!
「異形の庭園」と題した今回の展示は、トリックスターたちがどこにいるか探すというコンセプト。
キモカワというのは、こういうことを言うんですねえ。
なおこの日は、自前のトリックスターを持ち寄り写真撮影会をする催しがあり、けっこうな人が集まってました。
アートというより、推しに近い。
これまでいいお天気だったのに、急速に天気が悪くなっってきたぞ。
伊参エリア最後の箇所、霊山たけやまへ。
うっそうとした杉の木の森に囲まれて、厳かな雰囲気の作品が。
齊藤寛之さんの「遊仙〜仙人は気ままに動き回る〜」
親都(ちかと)神社の境内には、ほんとに昔からあったかのように馴染んでる作品が点在。
駐車場の横には、たけやま名物の山から繋がるワイヤーを使ったアート。
中山浩祐さんの、エオリアンハープをモチーフにした作品「たけやまてんぐの弦楽器」
風が吹いてワイヤーがすれると、音が鳴る仕掛け。
しかし悲しいかな、この日は無風。
うう、残念。
ここからちょっと丘を登ると、中之条ビエンナーレの実行委員長でもある齊木三男さんの「For Peace 巡るもの2025」
石工でもある齊木さん、いつもやわらかくて環境に馴染む作品を展開します。
今回は、おおきな円盤の中心に穴をあけ、そこに木を植えます。
木は大きくなったら、穴を大きくするんだろうか?
そうなると、木が大きくなるにつれて作品が小さくなっていくのかな?
いつも環境を第一に考える齊木さんのことだから、最後は自分の作品がなくなっちゃってもいいって考えてるのかも?
こういう「アートっていったいなんだろう?」と考えさせられる作品、好きだなあ。
さあこれで、みごと中之条ビエンナーレ2025、コンプリート!
でもね、今回はこれで終わらない。
新たな中之条のアートムーブメントを見るべく、またもや市街地へ。
しかし・・・ここでものすごい量の雨が降ってきた。
んん、でも、めげない!
ということで、雨で靴がびしょびしょになりながらも「Yamabiko Artist Apartment」略してYAAPへ到着。
こちら、元「旅館やまびこ」の部屋(全部屋、きっちり四畳半)をアーティストに貸し、存分に自己表現するための実験室なのです。
単なるギャラリーだと思ってたらびっくりしますよ。
例えば山形敦子さんの部屋。
四畳半が急に華やかに。
例えば佐藤令奈さんの部屋。
四畳半が急に穏やかな世界に。
例えば飯沢廣輔さんのお部屋・・・ん?
ドアに「入ったら扉を閉めてね」と書いてある。
中に入ると・・・え?
なんかすごい圧力を感じる!
そもそも、どこが扉だかわかんなくなりそう!
(妻ちゃん曰く「現状復旧できるの?この部屋。」)
こんな一部屋づつが別世界のギャラリー、他に見たことがない。
すごく刺激的!
アーティストは、全7名。
しかもこれが500円で見られるんだから、すごい。
さらに。
ここのご近所には、元養蚕農家のお家を西島雄志さんが丸ごとギャラリーにしちゃった「藝術中之条」も。
ほああ、すっごい!
西島さんは中之条ビエンナーレのクロージングイベントで言ってました。
※メモしていたわけではないので、大体こんなことを言っていました、と受け止めてください。![]()
「私は今回を最後に、ビエンナーレから退きます。
今までビエンナーレに携わってきて感じていたことですが、出展した作品はその展示した場所に調和しています。
しかし逆に言えば、その場所でしか生きない作品でもあります。
今回の『YAAP』『藝術中之条』といった新しい試みは、中之条ビエンナーレの終わったあとでも持続できる(アーティストが食べていける)環境を作るための第一歩であり、中之条町とアートとの関係をさらに引き上げることができればと考えています。」
そうですよね、ぼくたちは中之条にビエンナーレ目的で来ていることも事実。
ビエンナーレが終われば、祭りの後の静けさが到来するわけで。
それではいけない、中之条町を真のアートの町にするためには、常にアートを身近に感じられるようにしないといけない! と西島さんは熱く語っていました。
西島さんの作品が次回のビエンナーレで見られなくなるのは残念ですけど、このお話を聞いてなんだかワクワクしてきました。
今回の中之条ビエンナーレは、更なる高みを目指すアーティストたちの心意気を感じられました。
中之条町の今後の動きが楽しみで、目を離せません!![]()




























