皆さん、こんにちは。前回のブログでは、趣味を活かした英語学習法についてお話ししました。今回は、多くの方が気にされる「ビジネス英語」について、特に中学英語を活用したテクニックをご紹介します。
中学英語の威力:シンプルで効果的なビジネスコミュニケーション
38年の通訳経験と500名以上の生徒指導を通じて、私が常々強調しているのは、ビジネス英語の基本は中学英語にあるということです。難しい単語や複雑な表現を使わなくても、シンプルな英語で十分に効果的なコミュニケーションができるのです。
中学英語を活用したビジネス英語テクニック
- 基本文型の活用:
- I want to... (私は...したいです)
- Can you...? (あなたは...できますか?)
- We need to... (私たちは...する必要があります)
これらの基本文型を使えば、多くのビジネスシーンでのコミュニケーションが
可能です。
- 簡潔な表現:
- Instead of: "I would like to request your assistance in this matter."
- Use: "Can you help me with this?" (これを手伝ってもらえますか?)
- 数字の活用:
- "We will increase sales by 20% this year." (今年は売上を20%増加させます) 数字は万国共通で、具体的な目標や結果を伝えるのに効果的です。
- 時間表現:
- "The meeting starts at 2 PM." (会議は午後2時に始まります)
- "Please submit the report by Friday." (レポートを金曜日までに提出してください)
ビジネス英語で頻出の定型表現
- "I look forward to hearing from you." (ご連絡をお待ちしております)
- "Thank you for your cooperation." (ご協力ありがとうございます)
- "Please let me know if you have any questions." (ご質問がありましたら
お知らせください) - "I'm writing to inform you that..." (...についてお知らせいたします)
- "Could you please clarify...?" (...を明確にしていただけますか?)
これらの表現を適切に使用することで、プロフェッショナルな印象を与えることが
できます。
実践的なコミュニケーション能力を高める方法
ビジネス英語力を向上させるには、実践が不可欠です。以下の方法を試してみて
ください:
- 言語交換パートナーを見つける: HelloTalk や Tandem などのアプリを利用して、英語を学びたい日本人と日本語を学びたい英語話者をマッチングさせることができます。
- オンライン学習コミュニティに参加: Duolingo や Busuu のようなアプリでは、同じ目標を持つ学習者と交流することができます。
- ロールプレイの活用: 同僚や友人と、ビジネスシーンを想定したロールプレイを行いましょう。
- 英語でのビジネスニュース視聴: BBCやCNNなどの経済ニュースを定期的に視聴し、ビジネス用語や表現に慣れましょう。
- ビジネス英語学習アプリの活用: FluentU や English for Business Communication などのアプリを使って、ビジネス特化の英語を学ぶこともおすすめです。
成功事例
ある40代の営業マンの生徒さんは、中学英語を基本としたシンプルな表現を意識的に使うことで、海外クライアントとのコミュニケーションが格段に改善しました。複雑な表現を避け、"We want to offer you our new product. It can help your business grow. Can we set up a meeting next week?" のような簡潔な文を使うことで、クライアントからの反応が良くなり、商談成立率が向上したそうです。
皆さんも、難しく考えすぎずに、中学英語を基本としたシンプルな表現から始めてみませんか?基本を押さえた上で、少しずつ専門的な表現を加えていけば、自然とビジネス英語力が向上していくはずです。
次回は、効果的な英語学習法についてさらに詳しくお話しします。皆さんがビジネスで使っている、または使ってみたい英語表現があれば、コメント欄で教えてください。一緒に学んでいきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。中学英語を基本としたシンプルなコミュニケーションから始めれば、必ずビジネス英語も上達します。自信を持って、一歩ずつ前進しましょう!