yuchan 春眠暁を覚えましたよ
春~初夏にがんばって書いて、つぎは夏眠の予定です~(←また眠るんかい)
桜🌸が満開で、でも、風が強い日は、はらはらと散りはじめようとしてます
全国のいろんなところのブロ友の皆様が、*すてき桜🌸*をupしてくださるので、居ながらにしてたくさんの場所の桜を見ることができます~
眼福、眼福~🥰
毎年、この時期になると思い出す言葉。
リブログも3度目
フィリップ•ソレルス「黄金の百合」から…
ソレルスが、中国の詩人袁枚(えんばい)の詩をアレンジしたもの
大貫妙子さんの『春の嵐』貼ってます
アレンジは坂本龍一
フィリップ•ソレルス『黄金の百合』 袁枚の詩
大貫妙子『春の嵐』
「黄金の百合」から引用(↑の過去ログと同じ)
《真昼に読み、私は疲れている、
腕を枕に眠る。
しかし私は窓を閉め忘れた、
そのため、風に運ばれた花びらが
部屋に舞い込み、私の身体を覆う》
これはあるメロディを感じさせるように訳したもの。実は次のように読むべきだ。
《読書 正午 疲労
置頭腕 眠
忘閉窓 外花
風入部屋
花弁 覆身体》
中国語にあっていかにも美しいのは、限りなく、不定の、素速い目が、きらめく時間を要約する空間の片隅で見張っているような印象だ。ぼく自身のように、ここで、今、切り離されて漂う片隅、はね散ってぼやける太陽、さまざまな色の、褪せた緑がかった感じ。
P.186
「黄金の百合」
フィリップ•ソレルス
岩崎 力 訳
集英社
5年前の写真をアレンジしてみました
桜は、一花⁉️で5度美味しい
3月初旬 今年もまた…
蕾 今年はいつ頃?
5分咲き もう少し~
開花、満開、花霞。
花吹雪。散りゆく花びら。花びらの吹き溜まり。いちめんに薄(淡)いピンクが敷き詰められ、広がる
が、そのあとも視点をずらすことで美しく思える。
でも、うつくしいペールトーンのピンク色も、風にふきとばされたり、雨に濡れて、地面や排水溝に貼り付いたりすると、茶色がかって、花びらのかたちをなくしてしまう。(←過去ログ(2022.4.18)のパクリ)
桜の花びらではなく枯葉の描写だが、森茉莉の小説のなかのフレーズが思い浮かぶ
陶器の灰皿の中にはフィリップ•モオリスの吸い殻が、樋の下の穴に詰まった落葉のように貼り着いている。
P.80
「恋人たちの森」
森茉莉
新潮文庫
排水溝に貼り付いた桜の花びらは、視覚的には、かなしく映るが、森茉莉の文章のように、吸い殻を「樋の下の穴に詰まった落葉のように」というふうに書くと、ニュアンスのある色彩さえも、見えてくるように思う。(←過去ログ(〃)のパクリ)
うろ覚えだけど、『女と男のいる舗道』でハッシュタグぽい言葉がシーン毎にあったような?(違ってたらスミマセン)
ちょっとそんなかんじにしてみたよ
桜の花びら ペールピンク 視線をずらすこと 視点を変えること 煙草の吸い殻の描写〈樋の下に詰まった落葉のように〉 森茉莉『恋人たちの森』『私の美の世界』 大貫妙子『恋人たちの時刻』
桜の描写で思い出すのが、有吉佐和子の『非色』
「戦争花嫁」を主人公にした小説ではあるけれど、解説の斎藤美奈子さんによると、
『非色』が、「戦争花嫁の数奇な人生」を描いた小説かというと、ちょっとちがいます。
P.414
物語は、前半三分の一〈東京編〉、後半三分の二を占める〈ニューヨーク編〉に分かれる。
桜の描写は、それぞれの場所で書かれている。桜そのものはもちろん、桜から醸し出される刹那的な美しさ。日本人特有のものである、儚さ。が、ニューヨークの桜は…
「風土の影響を受けて変質したのだよ」
P.403
『非色』
有吉佐和子
河出文庫
(。・∀・。)ノ
桜🌸、SAKURA🌸
MATANE~