だいぶ画像がたまってきたので総集編として今までにupしたものを、3回に分けて載せたいと思います立ち上がるスター







最終回

第3部 「言葉 Les mots」











「海は太陽と溶け合っている。」
『地上の見知らぬ少年』ル•クレジオ
   P.17

“太陽が海と溶け合う”…ことに、
作家が、詩人が、映画作家が…
それぞれの言い方で…

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ル•クレジオの本の中の言葉






 ⬇
〈訳〉
『地上の見知らぬ少年』
   ル•クレジオ

『心は燃える』
  ル•クレジオ
   中地義和 鈴木雅生 訳
   作品社








『北園克衛詩集』思潮社
「記号説」の一部より引用
   P.14.15

北園克衛は昭和のモダニズム詩人
記号化、図形化したような詩、そして色のヴァリエイション。

安西冬衛もまたモダニズムの詩人だけど、シュルレアリスムのような詩作。前衛的というか、アヴァンギャルドというか…


安西冬衛の、一行詩


てふてふが一匹韃靼海峡を渡つて行った
(安西冬衛『春』)


イメージが広がる。
安西冬衛にはヒリヒリとしたバリバリの前衛詩だけでなく、繊細でロマンティックな詩が。

『二月の美学』

この詩は、たとえば、ハードロックが、メロウなバラードに変わった、というような…

いつもパンクなカッコした女性(昔だったらミニスカートに網タイツをわざと破って、編み上げブーツを履くカッコかな~⁉️ (・∀・)イイ !♩♪ でもカッコや流行うんぬんより、どんなカッコでも自分はコレが好き!っていうのが伝わる人、私はすごく好きですほっこり音譜)が、ある日、シルクのドレスを着ていた…
というイメージ?。

安西冬衛の詩『二月の美学』を載せてますウインクラブラブ
 今の季節にぴったりうさぎのぬいぐるみ花

手前味噌ですが、⬇のブログ記事は地味なんですけど自分でも気に入ってます。アスタルテ書房の紙袋からはじまり、かしぶち哲郎プロデュース、石川セリのアルバム『ファム•ファタル』の中の曲で終わる。

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リチャード•パワーズ

リチャード•パワーズの小説は、いろんな情報を詰め込んでいて、出来事が絡み合うのだが、表現がとても詩的。たとえばパワーズの小説では、「こういうふうに言いたいのにどう言っていいのかわからない」というもどかしく思っていることを、リリカルな言葉に変換するので、こんなふうにこのことをこういう表現に置き換えることができるのかと、おどろく。





『われらが歌う時』
   リチャード•パワーズ
   高吉一郎 訳
   新潮社



『ガラティア 2.2』
  リチャード•パワーズ
  若島正 訳
  みすず書房



『エコーメイカー』
   リチャード•パワーズ
   黒原敏行 訳
   新潮社



リチャード•パワーズのことはこちらに書いてますウインク飛び出すハート
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カイエ cahier


何よりも、朗読に海の香りがし、
P.213

The Thousant Autumns of Jacob de Zoet
David Mitchell
出島の千の秋(下)
ディヴィッド•ミッチェル
土屋政雄 訳
河出書房新社





村上春樹『1Q84』(新潮社)からの抜き書き。
なんでこの部分を写したのか覚えてないけど、下に書いている月についてのことは、一時期、たとえば、平安時代に紫式部が見ていた月と今、自分が見ている月は同じなのか?というような、どーでもいいといえばどーでもいいことを考えていたときがあった。今回『1Q84』BOOK 1〈4月-6月〉のP.383を再読、確認してみたらナルホド興味深いことが書いてあった。(しかしyuchanの言葉(下記のところ)は小学生並みの感想文ってかんじチューあせる)



よろしければ、2022.1.5  「MOON」のブログ記事読んでください~照れ飛び出すハート



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新聞記事の切り抜きから


〈右〉と〈中〉は出典を書くのを忘れてしまって、どこから書き写したのかわかりません。
〈左〉は、ミシェル•フーコー『言葉と物』のラストの言葉。

 




『朝日新聞』折々のことば  鷲田清一
   2017.4.17

  村上龍『ラブ&ポップ』より






三島由紀夫『文章読本』 中公文庫

しかし日本には、一方に漢文の文章の影響からくる極度に圧縮された、極度に簡潔な表現、あるいはまた俳句の伝統からくる尖鋭な情緒の裁断、こういう伝統がやはり現代文学のなかにも生きていて、われわれの美しい文章というもののなかには、いかにも現代的に見えながら、なお漢語的簡潔さや、俳句的な密度をもったものが少なくありません。結局、文章を味わうということは、長い言葉の伝統を味わうということになるのであります。そうして文章のあらゆる現代的な未来的な相貌のなかにも、言葉の深い由緒を探すことになるのであります。それによって文章を味わうことは、われわれの歴史を認識することになるのであります。

P.38


ほかに、二種類のお手本として、森鷗外の『寒山拾得』と泉鏡花の『日本橋』の一節を挙げています。

さいきん、ときどき、三島由紀夫を読みます。
端正で美しい文章。伊万里焼とヴィクトリア調の陶器を合わせたような⁉️ ぼってりとした質感の陶器ではなく薄く、つるつるとしたかんじ? の文章。



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ユリイカ


⬆2024.1.20
「eureka 我、発見せり〈後半〉」より


εűρηκα わかったぞ!
eureka ユリイカ! 「我、発見せり!」




















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『ギリシア•ラテン引用語辭典』
 岩波書店



mutum est pictura poema.
繪畫は無聲の詩なり.
(v.si poema,etc.;ut pictura poesis,etc.)

optimus  est portus poenitenti mutatio consilii. 
後悔する人にとって最上の港は思慮の変化なり.
(Cic. Phil.Vll.2.7.)

oratio vultus animi est.
言葉は心の顔なり.

pauca cum aliis,mult tecum loquere .
他人とは少なく、汝とは多く語れ.
(Kaiser Conrad Ⅲ)

pauca vera. 僅かの真実.

pauca verba. 少しの言葉.

poesis. 創造;詩;文学

poetica surgit tempestas. 
詩の暴風雨が起る.
(Jub.Sat.ⅩⅡ,24.)


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「海辺のベンチ、鳥と夕陽」


ムーンライダーズのベーシスト、ふーちゃん(鈴木博文さん) 作詞•作曲

仕事帰りに夕陽を見ながら聴くのも照れ飛び出すハート




      カーテンコール





(。・∀・。)ノ 集合~ビックリマーク!!

ほっこり音譜ねーニコ爆笑ウインク立ち上がるスターうさぎのぬいぐるみニコニコ口笛真顔ぶー照れニヤリチューあせるおーっ!うーん歩くトコトコびっくりキョロキョロ汗ウインクにっこりにやりイヒ

ほっこり音譜「yuchanのブログは3月3日で3周年となりました!ブロ友の皆様、いつもアリガトゴザイマス❗通りすがりの方もお立ち寄りアリガトゴザイマス❗これからもどうぞよろしくお願いいたします
yuchan 今年になって〈三年寝太郎〉計画をたててたのですが、もっとロマンティックなのはないかな~と思って、〈眠れる森のyuchan〉にしました。これから森のなかのお城で春眠いたします~💤 なので、yuchanトコに来るときは白い馬で来るよーに❗(←ものすごく上から目線だねねーと思ったのですが、yuchanのブロ友さんは男性女性ともに腰痛持ちの方が何人かいらっしゃるので馬はやめます。」

眠れる森のyuchan
(数年後)
眠れる森のばーさん
(数年後)
yuchan、朽ち果てたお城の中で孤独死!
(死後数か月経過)

↑リアリティありすぎ💧
目下、yuchanの悩みです


いつの日にか、

MATANE~***










M「みつかったわ!」




F「何が?」




M「永遠が!」




F「太陽にとけこむ…」




M「海だわ……。」




『気狂いピエロ』
 ラストシーン

  M  マリアンヌ
  F  フェルディナン








波打ちぎわの砂の表情のように消滅するであろう

「 言葉と物」
  
ミシェル•フーコー