![](https://stat.ameba.jp/user_images/20231210/16/yuchan1720-2020/bc/77/j/o1080108015375229739.jpg?caw=800)
廃刊雑誌 ⑤〈後編〉
〈前編〉は、左側の1989.2月号でした
〈後編〉は、右側の1989.3月号です
その前に…
yuchan、先月、美容室に行ったのですが、髪をカットするときにタブレットを渡されました。
はあ~、美容室でもすっかりデジタル化されてるんですね。(yuchanが知らなかっただけかもだが)
客側が求めてる雑誌じゃないのを持ってこられたり(2023.4.30のブログ参照
)、雑誌のページに前の人の髪の毛の切り屑が挟まって不快な思いをしないで済む。
![笑い泣き](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/015.png)
どんなジャンルも読めるし、いちばん重要なのは、ECOであること。双方にとって利点が多い。
が、それでも一抹の寂しさがかんじられる。
紙の雑誌っていずれは消滅するのだろうか?
↑の『marie claire japon 1989.3』は、1/3が「コムデギャルソン特集」、1/3が、その他のファッション特集、1/3が、本、映画、音楽のカルチャーページで構成されている
カルチャーのページがほんとうに豊富で、連載記事は一流の執筆陣。
武田百合子さんが連載ページで大岡昇平の追悼文を書いている。
こんな雑誌は、もう作れないだろうな![ぐすん](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/640.png)
![ぐすん](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/640.png)
今回は、雑誌を離れて…
コムデギャルソン(以下CDGと 表記)について。
CDGの設立は、1969年
デザイナーは、川久保玲さん
よくいっしょに語られる、ファッションデザイナーの山本耀司さんは、わりと饒舌というか、生い立ちのことやファッションについての自分の考えを本にしたり、以前、故高橋幸宏さんの番組にでたり、インタビューで語ったりしている。
が、川久保玲さんの場合そういうものが殆ど無い。コレクションや雑誌の特集のときにはインタビューされれば最低限のことを言うかもしれないが。
山本耀司さんの名前がでたので、ちょっとご紹介
(山本耀司と鈴木慶一)
このライヴは行ってきました。1997年なので26年前。
山本耀司さんのライヴに行きたいというより、バックバンドがムーンライダーズだったので
🎶
![爆笑](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/001.png)
山本耀司さんは意外に小柄な方でした。
ちなみに山本耀司さんは、長渕剛の隠れファンで「西新宿の親父の唄」 がフェイバリットソングらしい。愛読書は坂口安吾の『堕落論』だったかな?
以前は空手もしていたそうです。
山本耀司さんがファッションのこと以外でもopenに話しているのとは反対に、川久保玲さんはプライヴェイトのことはいっさい語らない(まあ、別に話す必要はないが)。
作品の着想源やイメージソースについても。
が、ひとつだけ、着想源にした、といわれる本がある。
ほかにもあるのかもしれないが、私が知っているのはコレだけ
![ダウン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/175.gif)
『反解釈』
スーザン・ソンタグ
訳 高橋康也 出淵 博 由良君美
海老根宏 河村錠太郎 喜志哲雄
ちくま学芸文庫
だいぶ前に、ブロ友さんがおすすめしていた本(右側の3と4)。ずっと気になっていたが、その後古本市で見つけた。(書店にも在庫あります)
古本市ではスーザン・ソンタグがけっこうたくさんあって、
1(左)の『こころは体につられて(上)』は図書館で借りる⇔返すを繰り返していて、お安くなってたので、買う。
2はスーザン・ソンタグと『ローリングストーンズ』誌のインタビュー仕立ての会話集。(ボーダー好きなのでジャケ買い
)
![ニコ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/051.png)
3、4はブロ友さんおすすめ本。
4の装幀は平野甲賀さん(昔は晶文社といえばこの人の装幀だったな~)
『イワンデニーソヴィチの一日』(未だにまだ少ししか読んでないのですが💦)は暗くないロシア文学⁉️非常に評価が高い作品。
極限状態での人間の行動とは…
作者のソルジェニーツィンは1970年にノーベル文学賞を受賞している。
『こころは体につられて(上)』のことを少し書いてます
![ダウン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/175.gif)
『反解釈』に「〈キャンプ〉についてのノート」〈Notes on Camp(1964)〉という評論が載っている。(原書では1冊にまとめられている。)
ここでいう〈キャンプ〉は、キャンプファイヤーではなく、ひとつの“感じ方”、“見方”というべきか。
スーザン・ソンタグは「キャンプとは一種の審美主義である」(P.434)と書いている。
キャンプの要素は「不自然なもの、技巧と誇張を愛する感性」と定義され、ほかにも「皮肉」「ユーモア」「パロディ」「模倣」「芝居がかったもの」を意味するもの。
1~58まで番号がついて箇条書きにキャンプについて書かれている。
スーザンソンタグは『白鳥の湖』、ヴィスコンティによる『サロメ』や『あはれ彼女は娼婦』の演出、 etc.…をキャンプだと言えるものの例として挙げている。
ちょっとおもしろかったのは、
数々の日本製のSF映画(『ラドン』『地球防衛軍』『美女と液体人間』)などの駄作映画には、キャンプ性がある。(P.448)
日本のSF映画『美女と液体人間』🤣![!?](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/177.gif)
![!?](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/177.gif)
液体人間って![はてなマーク](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/635.png)
![はてなマーク](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/635.png)
58─窮極のキャンプ的言葉─ひどいから(‘から’に傍点)いい。……もちろん、いつもそう言えるわけではない。ある種の条件の下においてのみ──つまり、私が以上のノートで述べようとした条件の下で──そうなのだ。(P.461)
CdGの2018-19秋冬コレクションで、川久保玲さんが着想源にしたものは、このスーザン・ソンタグの「〈キャンプ〉についてのノート」から、といわれている。
2019年のCdGのテーマは、
『ファッションについてのノート』
『Notes on Fashion』
yuchanのあこがれの女性3人の方も、CDGフリーク![ほっこり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/055.png)
![音譜](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/038.gif)
![ほっこり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/055.png)
![音譜](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/038.gif)
大貫妙子さん(音楽家)
銀粉蝶さん(女優)
妹島和世さん(建築家)
妹島和世さんのドキュメンタリー映画の予告編見つけました![うさぎのぬいぐるみ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/667.png)
![花](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/663.png)
![うさぎのぬいぐるみ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/667.png)
![花](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/663.png)
(。・∀・。)ノ![乙女のトキメキ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/473.png)
![乙女のトキメキ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/473.png)
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![乙女のトキメキ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/473.png)
今回は、難しかったです
ときどき『反解釈』読み返しますが、yuchanの読解力ではお手上げです~![あせる](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
![あせる](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
「〈キャンプ〉についてのノート」だけがなんとなくわかるような?というかんじ。
レビューによると、
要するに、「解釈するな!感じろ!」という意味なんだそうです。
MATANE~🌼🌼🌼
![下矢印](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/121.png)
分けました。
青と白は、昔プリンを買ったときのカップ
赤紫のはマロンクリームの空き瓶。友達からもらって、「食べ終わったら花瓶にできるよ」って言われたので![ラブラブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/035.gif)
![ラブラブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/035.gif)