yuchan、今回はブログ上で、持ち前(自慢)の方向音痴を発揮したいと思います❗
なので、どこに行き、どこで終わるかわかりませんびっくりマーク
歩くトコトコ

Let's go !

 




廃刊雑誌 ⑤ 〈前編〉

『marie claire japon』

『marie claire japon』は、中央公論社→角川→アシェット婦人画報社→今は読売新聞(web?)と版元(出版社)度々代わってきました。
私は中央公論社のが好きでときどき買っていた。
中央公論社が版元だったのは80年代~90年代初めだったかな?

今、手元にあるのは2冊だけ。
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(左)1989.2 中央公論社
(右)1989.3 中央公論社

 当時は、気取ってる、とか、見栄張り雑誌、とか言われてたような気もするが、私は好きでした。(若い頃は背伸びすることが必要だと思うウインク


因みにアシェット婦人画報社が版元のときのmarie claireは
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(画像はアマゾンからお借りしました)

それほど、イマドキの雑誌と変わらない。

80年代に低迷していた『marie claire』を同じ中央公論社の『海』の編集長だった村松友視(今は作家)が、Yという編集者を『marie claire』の編集に推薦した。

『海』は、こちら
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時代が合っていたのかはわからないが部数はかなり伸びたのではないか?
Yという編集者のことは故人でもあるし、直接の知り合いでもないので書くのを控えるが、作家とのトラブルがいくつかあったらしい。

 



寄り道するよ~立ち上がるスター

『marie claire』はファッションのほかにインテリアやハンドメイド・DIY・生活空間演出の別冊がある。

『marie claire idées』
下矢印
(画像はアマゾンからお借りしました 2015.10号)

洋雑誌は高いので買えないのですが、ときどき本屋で立ち読みしますうさぎのぬいぐるみ花
だいぶ前に、隣の市にバイトに行っていて、その市の図書館はマンガと国内外の雑誌が充実していて、しかも貸し出し制限ナシ🈚︎だったので、yuchanはマンガと『marie claire idées』のバックナンバーを借りまくり、芝刈りに行ったおじいさんのようにリュックに詰め込んで(おじいさんはリュックではないが)ふん♪ふん♪ふん♪と帰って行きました(図書館は職場と駅からだいぶ遠かったのでキツかった。だからそう頻繁には行けなかったが…)
『marie claire idées』は生活を楽しくするヒントがたくさんラブラブ色もフランスらしい?きれいな色💟
きちんと組み合わせたりするというより、アバウトでも別にいいんじゃない?という編集になっていて、楽しくなる雑誌(高いけど)。



『marie claire japon』に戻って、
今回は、↑の左の1989.2月号をご紹介



ふつうだったらファッション誌なので、「アニエスb(表紙左下) の100問100答」を第一特集にもってくると思う。
当時、アニエスbは日本上陸間もなかった(たぶん)し、すごい人気だった。
なので、アニエスbをメイン特集にしないで、映画特集にした(『marie claire』はファッション雑誌 なのに)、という編集に驚く。

見づらいですが、目次

執筆者が、すごいんです🤩✨

中条省平、蓮實重彦、淀川長治、三宅晶子、今福龍太、野村正人、馬場啓一、橋本光恵、富士川義之、渡辺守章、浜田次郎、山田真里、よしもとばなな、筒井康隆、赤瀬川原平、武田百合子、荒俣宏、戸塚真弓、辻邦生、池澤夏樹、清水徹、武藤康史、浅田彰、山川健一、吉本隆明……
(順不動、敬称、省略いたしました)

出版社が中央公論社だから、かもしれないがファッション雑誌にこの顔ぶれは異色というか…

『文藝春秋』(分厚いほう)は、スキャンダルも若干入っているけど、『中央公論』はカタいというか…(『中央公論』はどんな人が読むのだろう?)

中公文庫も地味というか、派手な表紙は見られないが(たぶん)、yuchanは中公文庫は好きな文庫です。

中公文庫
(左)富士日記(上~下)
   武田百合子

(中)真砂屋お峰
   有吉佐和子

(右)黒い本
    ロレンス・ダレル
     訳 河野一郎
 若い頃、好きだった本ニコ


ロレンス・ダレルの『黒い本』に挟まっていた映画の半券
ショートカットのシャルロット・ゲンズブール




『marie claire』に戻って

(画像はアマゾンからお借りしました 1994.6月号)
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↑は読んだ記憶がありますが、今は手元にはありません
右下を見ていただくと、ベルナルド・ベルトルッチ、エリック・ロメール、セルゲイ・パラジャーノフの名前がありますが、この三人が一冊の中に、一線上の上にいる、ということにある意味感動してしまいます🥰❗


⬇おそらく↑の6月号から切り取った頁と思われますが、

パラジャーノフのコラージュの頁だけとってありました





無断掲載ですが…




↑見た人もいると思います
30年前くらい?


 




『marie claire』の編集者のYさんの話に戻って、

Yさんは何人かの作家とトラブルをおこしたのですが、先ほど書いたように故人でもあるし、今さらここに書く必要はないのですが、吉本隆明が『真贋』という本の中で少し触れています。以前少し読んで、今回また借りてきました。


『真贋』
   吉本隆明
   講談社インターナショナル


Yさんのことが書いてある箇所ではなく、yuchanが「ほお~🤣」と思ったところをいくつか抜き出してみます。

 



いつだったか、詩人の田村隆一に、こんな質問をしたことがあります。
「女の人で、見た目の美人というのは、心身ともに充実していて、経済的にも精神的にも恵まれた生活環境にある人が多いのではないですか。どう思いますか」
そうしたら、一言のもとに否定されてしまいました。
「おまえ、ばかな。もしそうならば、
────(略)────
おまえの言い方は単純すぎる」

(『真贋』P.151より引用

田村隆一さん、ナイスチュー!?
ほかに、

たるみに悩む人、必見口笛
吉本隆明さんによる、たるみ防止策

顎から頬の下あたりを、三十秒か一分ぐらいでいいから、乾いた布でこするとかなりの効き目があります。濡れた布では痛いので、乾いたタオルでこするといいでしょう。
(『真贋』P.159より引用

これは…顔面乾布摩擦ではないでしょうか真顔
ちょっと荒治療ぽいというか、顔面の皮膚は薄いので大丈夫かな~というかんじですが…
表情筋を刺激する、にはいいかもしれないです
『真贋』は2007年発行なので、まだコロコロローラー?はなかったと思いますが、すごい自然療法のひとつかもしれません。

『真贋』を読んでいると、なんだか炬燵に入ってみかんでも食べながら吉本隆明さんの話しを聞いているような気分になってきます。
吉本隆明さんが話される。
飄々とした、その佇まいで。


というわけで、たどり着いたところは、
知の巨人の直伝による、たるみ防止策。
顔面乾布摩擦 チュービックリマーク

それでは皆様、顔面乾布摩擦をご一緒に、


Let's try !

 



(。・∀・。)ノ✴✴✴

 鎖骨を擦過するのもよいですよ(これは吉本さんが仰ったのではありません)。
「手当て」という言葉があるように、身体の部分手を当てるだけでもいいと思います😌

MATANE~🌃🌃🌃



おまけ


今日、買ったアネモオヌ(by.森茉莉)〈アネモネです〉とプティウッズ(スプレー薔薇よりもっと小ぶりな小さな薔薇)?だったかな?

次回は右側の『marie claire japon』1989.3月号です!